まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

2012-01-01から1年間の記事一覧

ハムカツが死んだ

ハムカツが死んだ。 とうさんの80歳の誕生日にあげたジャンガリアン。 2歳9ヶ月だった。 とうさんとかあさん、年寄りの二人暮らしは変化も刺激もなく、 家の中も寂寂として感じられた。 そんな二人の生活が少しでも楽しくて明るくなるようにと、 ケージ…

高校生活AとB

東京に住むKさんのお宅へ遊びに行ってきた。 Kさんちの大きいお兄ちゃんはうちの息子の親友で、 Kさんちの末っ子のお嬢さんはうちの娘の親友で、 わたし自身もKさんママと仲良くさせてもらっている。 伺うたびに長っ尻になっちゃって反省してるけど、 今回も…

日本人として、とても誇らしく思っていること

わたしが日本人としてとても誇らしく思っていること。 それは、新幹線に関するいくつかの事柄だ。 ・あれだけの高速鉄道なのに、開業以来死亡する人がいるような事故を1回も起こしていないこと。 そう、あの3.11東日本大震災のときだって、275キロで…

雪が積もったよ

今シーズン初めての本格的積雪。 いきなり20センチくらい積もってしまった。 昨年買ったKEENのブーツを慌てて出す。 「完全防水」「暖か」「全く滑らない底」が謳い文句だったはずだけど、 実際その通りだったのは「完全防水」だけ。 足は冷たくなるし、凍…

デイブ・ブルーベックの冥福を祈ります。

デイブ・ブルーベックが5日亡くなったそうだ。 享年91歳。 デイブ・ブルーベックと言えば変拍子の曲の数々。 特に「テイク・ファイブ」が突出して有名。 (昔、タケダ薬品のドリンク剤のCMで「TAKE FIVE」が使われてたとき、 レコード屋に行っ…

ちょいな事案

中央道トンネル崩落事故で、事故に巻き込まれた車に乗っていて 助かった女性が一人だけいるそうだ。 しかし、車は完全に押しつぶされていたし、車の周りにも這い出るような空間は全くなく、 その女性が2週間の足のやけどだけでどうやって助かったのか分から…

高齢者は、こんな家電品を求めているのだ。

かあさんが亡くなって突然独り暮らしをしいられることとなった、 82歳のとうさんを支援しに実家へ行っている。 とうさんは今まで独り暮らししたことが全くないので、生活の全てが一挙にマヒしてしまった感じだ。 かあさんは電子レンジを持ってなかったので…

騎士の真価はその行動に表れる。~マイ・フレンド・メモリーを娘と見た~

マイ・フレンド・メモリー。 これは、是非子供たちに見せたいと思っていた映画だった。 わたしの、大好きな、大好きな映画。 これを、「お涙頂戴の難病モノ映画」と評しているレビューを見るたび、 血液が逆流しそうな気分になる。 違う。 この映画は、どん…

もったいなくて、とても美味しいジャム

かあさんが亡くなって独り残されたとうさんの世話をしに実家へ行った。 とうさんは、かあさんが買ったのを食べずにいたというヨーグルトを出してくれた。 ・・・りんごのジャムをかけて。 かあさんが今年作ったりんごジャム。 亡くなるほんの10日ほど前に…

面会謝絶

わたしの心にとげのように刺さっていることがある。 大学の頃、わたしはボランティアのサークルに入っていた。 入院して勉強が遅れてしまってる子供たちに勉強を教えたり、 一緒に遊んだりするサークル。 いつもは命に関わるような病気じゃない子達のところ…

空を見る

わたしのかあさんが亡くなった。 入浴中の心臓発作で、苦しむこともなく、突然に。 信じられないくらい安らかな死に顔をしたかあさんに、 お気に入りだったブラウススーツを着せた。 納棺師の女性にきれいにお化粧してもらって、 とうさんが奮発した、素敵な…

大好きな詩~上田敏訳詩集「海潮音」より~

わたしが住んでいる片田舎は、もう晩秋の気配を漂わせている。 美しく色づいた木々の葉もひと雨ごとに鮮やかさを失い、 遠くの山々は完全にモノクロと化してしまった。 風にはらはらと紅葉が舞い落ちる。 その様子を見るたびに、心に浮かぶ詩がある。 秋 オ…

マツケンサンバⅡって、すごい名曲だと思うよ。

宮川彬良指揮、大阪市音楽団のアルバムを持っている。 これが、もう、最高に楽しいのだ! 中でも「マツケンサンバⅡ」がわたしの一番のお気に入り。 暴れん坊将軍バージョンは、ちょっと歌い方がヤラしいっぽいけど、 こっちは完全インストバージョンだからね…

Mちんのこと

「統合失調症」という言葉を見聞きするたび、 心の奥がずきん!と痛む思いがする。 Mちん。 元気でいるんだろうか。 病気は少しはよくなっただろうか。 薬でコントロール出来るくらいに。 Mちんは中学2年のときのクラスメイトだった。 いつも上機嫌で朗ら…

「新選組!」を中2の娘と見直してます・・・しあわせっ!

乙女ゲームの「薄桜鬼」というのから新選組に興味を持った娘に、 「ダメだよ、『新選組!』を見なくちゃ。」とすすめたところ・・・。 中2の娘に、今、「新選組!」ブーム来てます! リアルタイムで「組!」を見て大感激してた母は、娘と一緒に「組!」が楽…

ひどい手あれが劇的に改善しそうな予感

わたしは手あれで秋を感じる。 夏の間は手あれを気にしなくていいけど、秋になると途端にひどい手あれに。 一年中ハンドクリームでマッサージしてから寝てるのに、 指の先はガサガサしてストッキングに引っかかるし、 親指と人差し指の間の伸縮する部分が裂…

Aさん復活か?

わたしたちのボランティアは、「ゆるーく、たのしーく、ながーく、無理なーく」がモットー。 でも、こうなる前は「スティーブ・ジョブズ」の下でガシガシやっていた時期があった。 市民講座で一緒だったAさん。 ものすごいリーダー性とカリスマ性を持ったA…

メイド・イン・ジャパン逆襲のシナリオを見て①

NHKで2夜連続放送された「メイド・イン・ジャパン逆襲のシナリオ」を少しずつ見ている。 NHKらしい、非常に力のこもった番組だった。 わたしは経済に全く明るくない。 だからあの番組の「どこが論点としてずれてる」とか「見通しが甘い」とかは分から…

わたし、この映画は好きじゃありませんでした。~最強のふたり~※ネタバレあり

「最強のふたり」をみてきた。 自分の感じ方がおかしかったのだろうかと、 さまざまなレビューを見てみた。 ものすごく高評価なものばかり。 「笑える」「心にしみる」「ハートウォーミングだ」などなど。 うーん、わたしの感じ方がやっぱりおかしいのかもし…

山下達郎 OPUS

山下達郎のベスト盤「OPUS」を買った。 何だか不思議な気持ちになった。 1枚目から2枚目にかけての曲を聴いていると、 日本の国が右上がりにどんどん景気がよくなっていったことを強く思い出した。 その頃の山下達郎の楽曲も、勢いがあり、 まるで助走…

ロコモ予備軍を脱出するぞ!

これからは「メタボ」より「ロコモ」対策が肝心なんだって。 ロコモ=ロコモティブシンドローム(廃用症候群)。 運動しないことにより、全身の筋肉や器官の働きが衰えてしまい、 糖尿病や高血圧などの基礎疾患がない場合でも やがて寝たきりになってしまう…

「スムーズ」な子育て

昨日のこと。 近所のドラッグストアに出掛けたら、店内がものすごくやかましかった。 見ると、会社帰りらしい女性にショッピングカートに乗せられた3歳くらいの女の子が、 ギャンギャン泣き叫んでいるのだった。 「ママ・・・降ろしてよう・・・歩きたい・…

「おち○こって言える?」

子供って大人に挑戦してくることがあると思う。 わたしの甥がまだ5歳くらいだったときのこと。 実家の近くの公園からの帰り道、 大きな交差点で信号待ちしていたわたしに甥が突然言った。 「ねえ、おち○こって言える?」 ギョッとして甥の顔を見ると、彼の…

待ってたよ。

昨日のこと。 機嫌よく洗濯物を干していたわたしの許へ、 風が微かな香りを運んできた。 ん??? おっ?! ああっ!!! 間違いなく、それは金木犀の香りだった。 わたしがこの世で一番好きな香り。 一年間待ち望んでいた季節がようやくやってきたのだ。 大…

日本の大学生は勉強しないって・・・。

今朝ラジオでこんなことを言っていた。 「日本の大学生は世界でも類のないくらい勉強しない。」 むべなるかな、と思った。 日本の子供って小さい頃から心から満足できることがないように思う。 小さい頃は下手すると親やじじばばの体のいいペット扱いで、 一…

「天地明察」を見た(ネタバレ注意!!!)

子供たちを連れて「天地明察」を見てきた。 高校時代天文部に入っていて、 毎晩自分の部屋から天体望遠鏡で星空を眺めていたわたしは、 冒頭安井算哲が屋根の上で魅せられたように星を眺める姿に、 感激してしまったのだった。 しかーし! 映画自体はちょっ…

オカメインコは嫉妬深いのだ!

2歳半のオカメインコ、ぽんちゃん。 わたしはぽんちゃんに「お嫁さん」と思われている。 子供たちが近づいただけで口を開けて威嚇するぽんちゃんも、 わたしがなでるとフニャフニャになって「にぎりオカメ」状態に。 ぽんちゃんをカゴの上に出してひとしき…

面子を守って死ぬこと、無様に生き抜くこと~山形県鶴岡市松ヶ岡~

「薄桜記」を見て、「面子を守って死ぬこと」の身勝手さを思った。 そして、何年か前に行った山形県鶴岡市の松ヶ岡というところのことを思い出した。 江戸時代鶴岡には鶴岡藩の城があった。 (藤沢周平の時代小説のモデルになった場所だ。) 維新の際最後ま…

男のプライドが皆を不幸にする~「薄桜記」を見終えて

BS時代劇「薄桜記」を見終えた。 夫はものすごく感激したようで、特に最後の2話分は 涙目で何度も洟をかみながらみていた。 でも、わたしは最後の2話分を見ているうちにすごく腹が立ってならなくなった。 最終回を見終えたときには、もう心中プンスカプ…

「新選組 幕末の青嵐」

木内昇著「新選組 幕末の青嵐」を図書館で見つけて借りてきた。 もう何年前になるか、大河ドラマを入口にして新選組にハマっていた頃持っていた本。 転勤するとき古本屋に売ってしまった。 そして今、「薄桜鬼」というアニメ(元はオトゲーという、 女の子向…