まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

#家族

やっぱり、あの系列施設か!

ちょっと前に職員による暴行でお年寄りが亡くなった老人ホーム。 片時も忘れたことのない名前でした。 父を入れてしまった有料老人ホーム。 100人もの要介護老人を受け入れながら、 夜間は職員たった1名だった有料老人ホーム。 経営主体が不動産屋だけあ…

「筋肉体操」では鍛えられない筋肉もあるんだな…

うちの夫はわたしと同い年。 わたしよりさらに白髪にはなっているものの、 とにかく「おじさん化したくない(本人談)」とのことで、 人一倍気を付けて暮らしている。 晩酌する日は炭水化物を摂らないとか、人と会う前には緑茶でうがいするとか。 「鼻毛が出…

響声破笛丸

幼稚園で働き始めてすぐ、「幼稚園の洗礼」を受けて10日ほど寝込んだ。 あれから大分経つと言うのに、声だけどうしても治らない。 「おおかみと七ひきの子やぎ」のおおかみを 普段の話声で出来そうなほど、かすれた声のまま。 何より、歌おうと思っても悲し…

昨日はかあさんの誕生日でした

日付が改まって2月14日になってしまいました。 …ごめんね、かあさん。 特別なこと、何もしなかった…。 昨日2月13日は亡くなった母の誕生日でした。 昭和11年生まれでしたので、もしも生きていたならば83歳。 それでもまだ、女性の平均寿命には達していなかっ…

新しい春が来ます

数年間続けて来た仕事を、来月で辞めることになりました。 ボランティア仲間の紹介で就いたNPOの仕事。 「支援と自立」「支援漬け」「支援慣れ」「イベント参加者の固定化」 「対象者が抱える問題の複雑化・個別化」「個人情報の壁」などの難問に直面し、 ど…

かあさんの7回忌

先日、かあさんの7回忌を済ませました。 本来の命日は2か月近く先だったのですが、 娘が帰省している間に済ませることにして、寺の住職に連絡しました。 仙台に住んでいる長女が命日に法要を依頼していると思うが、 事情があってそちらには欠席すること、 家…

告白

大学に通っている娘から、驚くような内容のメールが来た。 幼なじみのAちゃん(女性)から、大真面目かつ熱烈に告白されたのだと言う。 「あたし…恋愛対象は異性だけなんだけどなあ…」 困惑した娘からわたしに相談があった。 時代だなあ、と思う。 映画や小…

解約

某証券会社に連絡して、わたし名義の金融商品をすべて解約し、 口座を閉鎖してもらえるように頼みました。 5年ほど前に1、2度連絡しただけの証券会社。 「ただいま、お預け当初に比べまして損益金がございまして…」 電話口の女性の声。 「いいんです、分か…

娘の片思い

娘の衝撃の恋のお話、 もうそろそろ時効だと思うので…。 数年前、当時高校生だった娘は「恋」を経験しました。 でも、片思いのお相手は意外過ぎるほど意外な人だったのです。 学校の長期休みを使って、 娘は2週間ニュージーランドへ短期留学しました。 ホス…

ささやかな楽しみ

毎朝、わたしが楽しみにしていることがあります。 それは、これでご飯を食べること。 このご飯茶碗は、昨年の春、自治体の職員になった息子が 初めてのお給料で買ってくれたものなのです。 「初めて給料もらったら、お母さんたちに何か買ってあげたいんだけ…

自分を大切にしようと思います

ねえさんから来たメールについて、 夫や子供たち、仕事の上司の女性に話しました。 全員から「面倒見るのは止めるべき」 と止められました。 「せっかく『うつ病』も良くなったのに、 みすみす再発するために面倒見るようなものだ」と。 わたしがハッとした…

義兄に電話しました

前の記事からの続きです。 ねえさんからのメールに「闘病ブログ」のことが載っていたので すぐブログを読み、大体のことを把握しました。 結構大変な病気のようでした。 非常に気が進まなかったのですが、 義兄の携帯電話に電話を掛けました。 いつものよう…

M子おばちゃん、ありがとうございました

大学病院の緩和ケア病棟に入院して2か月半。 「M子おばちゃん、どうなったかなあ」と思っていましたが・・・。 先日従妹のNちゃんから、小さな包みが届きました。 包みに付けられたハガキには、 おばちゃんが4月下旬に旅立った、とありました。 最期のとき…

不思議な電話

今日未明、夜中の3時半頃のこと。 テーブルの上に置いておいたスマホが鳴った。 びっくりして飛び起きた。 それぞれ一人暮らししている、 娘か息子に何かあったのかと思って。 しかし、不思議なことに電話には着信履歴が残っていなかった。 わたしが持ってい…

娘、絶賛ホームシック中。

今月から一人暮らしを始めたばかりの我が家の姫さま。 ただいま、ホームシックの真っ最中であります。 大学が始まって早々に夜11時過ぎまで大学に残って先輩と作業等、 なかなか電話も出来ない状態のため、 いっそうホームシックが激しくなってしまっている…

M子おばちゃんのこと

まずこちらの記事をお読みください。 http://blogs.yahoo.co.jp/joy_spring2010/10576292.html 息子が公務員試験に合格し、 さらに娘が第一志望の美大に合格した。 朗報をお知らせしようとM子おばちゃんの家に久しぶりに電話したら、 従妹のNちゃんが出た。 …

機能不全家族の息子+機能不全家族の娘

一昨日、結局夫は家に帰って来なかった。 昨日、娘が塾に行っている間に帰って来た夫と話をした。 そして、今までモヤモヤとしていたことがクリアになった。 結婚直後、わたしがPTSDを起こして情緒不安定になったときも、 息子が生まれる前に仕事先でパ…

切り火

今日は、息子が職員採用試験を受けた自治体の集団面接日。 (そのために帰省しているのです)。 「クールビズ可」ということで、半そでワイシャツに黒のズボン姿の息子は、 何だか高校の頃とそう変わらないように見えました。 でも、もう社会人になろうとし…

とうさんの「ありがとう」

今日は5月20日。 三年前の今日まで、わたしはくも膜下出血になったとうさんが、 無事退院出来ると信じていられた。 三年前の今日、わたしは久しぶりにカウンセリングを受けていて、 仙台のとうさんのところへお見舞いに行かなかった。 意識があった最後の日…

母のリズム、わたしのリズム

平日夜、近所の下宿屋さんで夕飯の後片付けのパートをしています。 毎日の仕事の締めくくりは、食器や台を拭いたふきんやタオル類を洗うこと。 食器洗い用洗剤を溶かした洗い桶で手洗いします。 「ジャジャジャジャジャジャジャジャジャン」とこすり洗いして…

わたしの母が「毒母」になった理由について考察中です

「毒親」という言葉をご存知ですか? 最近流行っているのかよく目にするようになりました。 ネット上には自分の親が「毒親」かどうか、 また自分自身が「毒親」に育てられたのかどうかチェックするテストもあるくらい。 (ちなみにわたしの母のことを思い出…

とうさんが娘の心に遺したもの

娘は文芸部に入っていて、主にショートショートを書いています。 その内容が「びっくりポン」でして。 愛する人を失った人の話ばかりなのです。 不慮の事故で愛する人を失い、呆然自失状態の主人公が、 いつもの道に突如現れた見たこともない路地に入って行…

クリスマスの思い出

とうさんがミッションスクール出身で、長らく母校で教えていた関係で、 わたしの実家ではクリスマスを特別なものとしてお祝いしていた。 11月のうちに、かあさんはりんごやらみかんの皮やらを細かく切り、 それをレーズンやナッツ類と一緒にブランデーに漬け…

高倉健さん、森光子さん、森繁久彌さん、そしてかあさん

11月10日。 高倉健さんが2014年に、 森繁久彌さんが2009年に、 そして森光子さんとわたしのかあさんが2012年に、 それぞれ亡くなった命日。 かあさんが亡くなって丸三年か。 この三年、ものすごく長かったようにも思う。 生きていたかあさんに最後に会ったの…

あんパン

昨日、義父は12時からCTの撮影でした。 施設の昼食は11:45からなので、昼食は病院から戻ったあと。 多分13時は過ぎてからになりそうでした。 それまでの小腹ふさぎのためにあんパンを用意して、 通院前に施設で食べさせて欲しいとケアマネさんに言われ…

「よっ!」「おっ!」

ボランティア活動の日のひそかな楽しみ。 それは、亡くなったとうさんとよく似たGさんと 握手して帰って来ることだ。 昨日も、ダンスホールの女王FさんやFさんの大親友のSさん、 Fさんに暴言を吐かれているTさんなどに声を掛けて握手し、 ドア近くの席に座っ…

義母の問題行動の原因はジェラシー?

(まず、「認知症」書庫内の「大荒れの通院日、または『あ~あ、やってらんない!』」をお読みください) 昨日は結局、夫が時間給を取って施設のケアマネさんに謝りに行った。 それから、夫は実家へ行き、義母にお説教して来たそうだ。 しかし、当然「のれん…

義母というひと

「わたし、もうおばあちゃんちの手伝いへは行きませんから。 就活で忙しいしもう冬休み以降来られませんって言って来たから、 もしおばあちゃんが手伝いに来て欲しいって言ったら断ってくださいね」 いつも穏やかな息子が珍しく怒った様子でそう言った。 旧…

戦争は日本人の間にも消えないわだかまりを残した

*文中、何か所も差別的な表現が出て来ます。 読んでお気を悪くなさる方もいらっしゃるかも知れません。 でも、父が話していた通りを記す必要があると思い、 あえてそういった表現を用いました。 最初にお詫びいたします。 70年前、とうさんは15歳、ミッショ…

パラソルとレースの手袋

「差すだけで体感気温が5度下がる」 という日傘を持っている。 分厚い生地で出来た 裏が銀色の日傘。 いかにも「UVカット」の実用本位 優雅とはほど遠い代物だ。 亡くなったかあさんはずーっと昔から日傘を欠かさないひとだった。 生成りや黒のレースの日…