まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

2015-01-01から1年間の記事一覧

車いすのひと、その後

*まず、こちらの記事http://blogs.yahoo.co.jp/joy_spring2010/13248845.htmlをお読みください。 年内最後の活動日、「車いすのひと」の姿がなかった。 これは、クリスマス会4回目にして初めてのことだった。 「ねえ、あのひとの姿がなかったよねえ」 活動…

娘のイラストをちょっとだけ

幼稚園児だった頃からずーっと 「絵描きさんになりたい」と言い続けて来た娘。 許可をもらったのでイラストを一枚だけお見せします。 学校の文芸部の仲間を描いたもの。 ちなみに娘自身はクールな表情で片目をつぶってる髪の長い子です。 (イラストにする関…

とうさんが娘の心に遺したもの

娘は文芸部に入っていて、主にショートショートを書いています。 その内容が「びっくりポン」でして。 愛する人を失った人の話ばかりなのです。 不慮の事故で愛する人を失い、呆然自失状態の主人公が、 いつもの道に突如現れた見たこともない路地に入って行…

年内最後の活動日、皆さんと笑って笑って笑い納め

この間の金曜日、年内最後のボランティア活動があった。 毎年12月最後の活動日は「クリスマス会」を兼ねることになっていて、 わたしたちボランティア全員、クリスマスっぽいものを身につけるのが恒例になっている。 わたしは毎年100円ショップなどでク…

今ごろ白鳥が・・・。

夕方5時過ぎ、ドラッグストアで買い物を終えて外へ出た。 頭の上から「パオン、パオン」とラッパのような声が聞こえて来たので見上げると、 白鳥が12、3羽でVの形を作って飛んで行くのが見えた。 海沿いに白鳥の越冬地がある。 きっとそこ目指して飛んで…

2か月に一度の通院日

昨日は義父の通院日だった。 昨年9月の入院以来ずっと通っている精神科に 診察開始の30分前に診察券を出しに行ったら、 18番目だった。 前回はほぼおなじ時刻に出しに行って12番目だったはずだから、 やはり冬場になって精神的に不安定になる人が多いのだろ…

言わなきゃ良かった

朝から実家で義母のあいさつ回りに付き合っていた夫が帰宅、 「言いづらいことなんだけどさ・・・」と話を切り出した。 義母から年末の工務店の大掃除の手伝いを頼まれた、 それから、元旦に年始の客が来るから、そのお茶出しの手伝いをしてくれないか、 と…

柳 宗元 「江雪」

北原白秋の「落葉松」、 オイゲン・クロアサン「秋」(上田敏訳詩集「海潮音」所収)と続けて来た、 我が家のトイレに貼る詩も第3弾となりました。 毎週新しい詩を貼る予定なので、 重複を避けるために、「今週の『トイレの詩』」という書庫を作りました。 …

訪問者が2万人ちょうどになりました!!!

3年半前にブログを始めて、訪問者数が2万人になりました!!! 20年ほど前に住んでいた町の人口が約2万人でした。 あそこの町に住んでいた人、赤ちゃんから寝たきりのお年寄りまでぜーんぶ含めて、 それと同じくらいの人数の方がこのブログに来てくださった…

クリスマスの思い出

とうさんがミッションスクール出身で、長らく母校で教えていた関係で、 わたしの実家ではクリスマスを特別なものとしてお祝いしていた。 11月のうちに、かあさんはりんごやらみかんの皮やらを細かく切り、 それをレーズンやナッツ類と一緒にブランデーに漬け…

ちりめんじゃこ

昨日、夫の夕食用にちりめんじゃこを入れた炒飯を作った。 娘と二人、夫の帰宅を待たずに夕食を摂っていた時、 出しっぱなしだったちりめんじゃこを見て娘が言った。 「かわいそうにね、お前たち。 こんなに小さいうちに捕まっちゃって。 ホントならもっとも…

トイレで心に栄養を

我が家のトイレの壁には、 長らく世界地図が貼ってあった。 娘がカラーペンで山脈名やら半島名やら書き込んだもの。 それが、ボスボラス海峡のピンクの字が色褪せるくらい長らく貼ってあった。 それだけ長い間そこにあったと言うのに、 肝心の娘はちっとも覚…

言葉の潤滑油が足りないよ

昨日の記事に続きパートの話。 毎晩13、4人の大学生たちがご飯を食べ、 食器を下げて来るのですが、 「ごちそうさまでした」以外の言葉を一度も聞いてません。 単なる皿洗い要員でしかないわたしに何も言わないのは分かるんですよ。 でも、毎晩一生懸命お…

食べ方が・・・(-_-;)

9月下旬から、土日祝を除く平日の夜に、 主に大学生が住んでいる下宿で夕飯の片付けのパートをしております。 そこで気付いたこと。 男女問わず、食べ方のすさまじく汚い子が4、5人ほどいます。 千切りキャベツ、糸こんにゃく、白米、すき昆布、鮭の切り…

やかんとポット

先日ラジオで聞いた話。 家庭から「やかん」が消えつつあるんだって。 やかんとセットみたいな存在の「ポッ」トも。 代わりに増えたのが、電気ケトルなんだって。 なぜかというと、家族で集まってお茶を飲む習慣が無くなったから。 めいめいが「飲みたい」と…

喜ば(べ)ない

ボランティア仲間のTさんは、わたしの一番の仲良しさん。 そのTさんのお嬢さんが、もうすぐ初めての赤ちゃんを産む予定で。 いつまで経っても少女のままみたいなTさんが、なんと「おばあちゃん」になると言うので、 ボランティア仲間はビックリしたり喜ん…

「リトルプリンス 星の王子さまとわたし」について、ネタバレ大ありで考える

*おことわり この記事には公開中の映画「リトルプリンス 星の王子さまとわたし」の ネタバレが 大いにあります。 これからご覧になる方は十分ご注意くださるようお願いします。 「大人は数字が好きな生きもの」 サン・テグジュペリの原作にはそういう記述が…

原作のファンでも大丈夫です!~「リトルプリンス 星の王子さまとわたし」を見た~

娘と公開初日に見てきました。 娘が土曜日も学校で講習があった関係で3D吹替版しか見られず。 (当地では字幕版の公開なし・・・ジェフ・ブリッジズのファンなのでがっかり) 以前はメガネの上から3Dメガネを掛けなければならず、 始終手で押さえて置く必…

いつかイランに行ってみたくなりました~上橋菜穂子著「明日は、いずこの空の下」を読んだ~

息子が今年のわたしの誕生日にプレゼントしてくれたこの本。 長らく「積ん読」になっていましたが、読み始めたら面白くて面白くて、 寝る時間になっても読むのが止められないほどでした。 上橋菜穂子さん。 「守り人シリーズ」「獣の奏者シリーズ」という、 …

せつなかったこと

あなたと並んで夕焼けをみる 「ああ、今日の夕焼けは特別きれいだねえ」 ああ、そうだね、きれいだね、とあなたが答える でも わたしが見ている夕焼けとあなたが見ている夕焼けとは ほんとうに同じ夕焼けなのだろうか わたしが「赤」と呼ぶ色とあなたが「赤…

髪を・・・。

わたしは大学時代、韓国人姉妹の家庭教師をしたことがありまして。 韓国人クラブを経営する家の子供たちだったので、 クラブで民族舞踊などをお見せしているお姐さん方や、 親戚の方々などにも何度もお目にかかりました。 あれから幾星霜。 テレビや映画など…

馬鹿みたいに大爆笑しながら・・・。

今年の春、ひょんなことから知り合ったUさん、27歳。 叔母と姪、または母親と娘と言ってもいいほど年が離れているけれど、 会った瞬間に「この人とは仲良しになれる!」とピピッと予感が。 なんとUさんも同じように感じられたそうで。 Uさんはマスコミ…

132人vs???人

パリの連続テロ事件。 犠牲者数がさらに増え、132人になったと今朝のラジオのニュースで聞いた。 新聞を開く。 紙面は当然このニュースで埋め尽くされている。 「容赦ない報復を」 犠牲者を悼む一方で、 テロリストへの怒りをあらわにする人々の生々しい…

母、寝込む。

娘が修学旅行に出掛けた途端、 緊張の糸が切れたかのように母は寝込んでしまいました。 すさまじい頭痛に加え、悪寒がしたりカーッと熱くなったりで、 眠ることもままならず、布団の中で右を向いたり左を向いたり。 長いこと横になっていると、持病の腰痛が…

「あさが来た」を見てつらつらと考えたこと

先週金曜放送分で、新次郎さんがとても大事なことを言ってましたね。 武器を以て相手を圧倒しようとすると、 今度は相手がもっとすごい武器を以て圧倒しようとして来て、 それに対抗しようともっともっとすごい武器を使わなければならなくなり・・・ という…

あさちゃん、よう言った!!!~今日の「あさが来た」~

いやあ、スカッとしましたねえ!!! あさちゃん、炭坑夫ども相手によう言った!!! 見ていて溜飲が下がる思いでしたよ、まったく そう言えば、主演の波瑠さん、やっぱりどこか似てらっしゃいますね。 夏目雅子さんに! 今日の啖呵切るシーンは「鬼龍院花子…

ミミさんへ、または1983年の修学旅行

ミミさん、本当にわたしたちは「いい時代」に育ちましたよね。 インターネットも携帯できる電話もなかったし、 普段からカメラを持ち歩いている人もほぼいなかったし。 今みたいに世の中全てが監視しあってるみたいな、 「壁に耳あり 障子に目あり」状態では…

修学旅行くらい・・・(怒)

もうすぐ娘たちは修学旅行に出掛けます。 いくつかの学校が合同で「修学旅行号」という新幹線を走らせて、 目的の方面へ向かいます。 課題で生徒をギリギリ締め付けることで有名な、 娘が通っている高校では先生方が「浮かれてんなよ!」と連日喝を入れ、 い…

「あさが来た」で惜しい!と感じること

今日放送分の話を見て、 「ああ、惜しい!」と感じたこと。 はつさんのイケズな姑役の萬田久子さんの爪、 きれいにネイルされてつやつやピカピカしていました。 それだけじゃなく、あのお姑さんは夜逃げしたときから着たきり雀のはず。 少なくとも2年(夜逃…

義父の心の奥には・・・。

鼻をいじって(鼻く○をほじくって)顔半分が腫れちゃった義父に、 先週は月曜から金曜まで毎日付き添いした。 レビー小体型認知症である義父の病相は激しく変動する。 毎日通っていた総合病院も、診察前には「ここ、初めて来たな」と言っていたのが、 診察後…