まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

日本人として、とても誇らしく思っていること

わたしが日本人としてとても誇らしく思っていること。
それは、新幹線に関するいくつかの事柄だ。
 
・あれだけの高速鉄道なのに、開業以来死亡する人がいるような事故を1回も起こしていないこと。
 そう、あの3.11東日本大震災のときだって、275キロで営業運転していた車両は何台もあったのだ。
 しかし、地震の初期微動を感知してブレーキをかけるシステムが正常に働き、
 大きな揺れが来る前に全て安全に停止していたのだ!
 上越地震の際には脱線してしまった新幹線だったが、
 その後導入した新システムのお陰で、脱線することもなかった。
 
・最終から始発までの間、夜通し行われる保線作業
 わたしたちが眠っている間、夜通し保線作業に従事する沢山の人々がいる。
 ボルトの緩みがないか、レールは歪んでいないか・・・。
 そういう、わたしたちの目には見えない不断の努力の積み重ねが、
 新幹線の日々の高速走行を支えているのだ。
 日本人の勤勉さ、真面目さ、緻密さに脱帽だ。
 
・清掃作業にあたる方々の素晴らしい手際のよさ
 わたしはいつも東北新幹線を利用する。
 その車内清掃にあたる方々の魔法のような手際のよさに、いつも感動しながら作業を眺めていた。
 一つもムダのない、滑らかな動き。
 小気味よさを感じさせるテキパキとした働きぶり。
 そして、笑顔での礼。 
 いつもいつも、パチパチと拍手したい気持ちでいっぱいだった。
 ようやく関連本が出されたらしい。 
 みんな、今まであの方たちの仕事ぶりに気付いてなかったのだろうか?
 
わたしは「隠れ鉄子」だから、新幹線に関することだけど、
日本中にはきっと他にも、わたしたちが知らないだけで、
わたしたちが嬉しくなったり誇らしくなったりするような仕事をしている方たちが
沢山いらっしゃることだろう。
学校での「道徳」の授業でも、いつもいつもクサい「いいお話」ばかり題材にしてないで、
そんな隠れた「身近なヒーロー」の話をもっと取り上げればいいのに、と思う。