まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

押井守著「やっぱり友だちはいらない。」を読んだ

大学でも人間関係に悩むことが多い娘のために、 何か参考になる本はないものか…と探していて、この本を見付けました。 「攻殻機動隊」や「イノセンス」などの作品で知られる、押井守監督の著作。 あまりにタイトルが過激なのと、 監督の作品自体非常に難解な…

素晴らしい絵本と出会いました!

ご無沙汰しておりました。 久しぶりの更新です。 昨日、仕事の待ち時間に図書館へ寄りました。 絵本コーナーの「おすすめ」として展示されていた1冊、 ほんのちょっと見るつもりで手に取ったのですが…。 あまりの素晴らしさに読むのを止められなくなり、 夢…

城山三郎著「そうか、もう君はいないのか」

時々、とうさんに会いたいなあ、と思う。 とうさんが急いであの世に行ってしまって3年ちょっと、 話したくなるような面白いことがたくさんあったのに。 とうさんの笑顔の写真の前に、 大好きだったお饅頭を供える。 チョコを供える。 キャンディを供える。 …

ヒラエス、モーンガータそしてウブントゥ

聞いたことのない言葉ばかりタイトルに並んでいて、 「???」と思われたことでしょうね。 これは、最近買ったとても素敵な本に載っていた、 外国の言葉なのです。 本のタイトルは「翻訳できない世界のことば」 (エラ・フランシス・サンダース著、前田まゆ…

男子と男子のお母さん、そしてすべての女子にも~「男子のための人生のルール」~

玉袋筋太郎さん・・・って入力するだけでギョッとする名前ですが。 ビートたけしさんのお弟子さんとして有名な玉袋さん(以下玉ちゃん)が書いた本です。 派手なピンクの地に見えない敵に立ち向かおうとするかのようなトラのイラスト。 その下には "LIVE WEL…

いつかイランに行ってみたくなりました~上橋菜穂子著「明日は、いずこの空の下」を読んだ~

息子が今年のわたしの誕生日にプレゼントしてくれたこの本。 長らく「積ん読」になっていましたが、読み始めたら面白くて面白くて、 寝る時間になっても読むのが止められないほどでした。 上橋菜穂子さん。 「守り人シリーズ」「獣の奏者シリーズ」という、 …

「ダンジョン飯」を読んだ

九井諒子さん。 わたしの最近のイチオシの漫画家さん。 久井さんの初めての長編「ダンジョン飯」1、2巻をまとめ読み。 ・・・いやあ、めちゃくちゃに面白い! わたしはゲームは一切やらないんだけれど、 それでも十二分に面白かった。 RPGが大好きな子ども…

「さようなら」という詩

あさイチのプレミアムトークに、 谷川俊太郎さんが出ておられた。 わたしは、岩波文庫の「自選 谷川俊太郎詩集」を持っている。 その中に収められている「さようなら」という詩が大好きだ。 さようなら ぼくもういかなきゃなんない すぐいかなきゃなんない …

「聲(こえ)の形」を読んでいます

今年度「このマンガがすごい!」少年マンガ部門第1位になったというこの作品。 「いじめ」問題について考え続けることをライフワークの一つと考えている私としては、 是非読んでおかなければ!ということで、既刊分6冊を大人買い。 ・・・うーん。 何なの…

心が疲れちゃってる大人に~いとうひろし作「だいじょうぶだいじょうぶ」~

この本がとても有名になっているみたいで驚いた。 いい本は、クチコミがどんどん広まるんだろうね。 この本は、子どものための小さな絵本の体裁を取っているけれど、 正直言って、人生経験の浅い子どもには全くピンと来ない内容だ。 絶対的に大人が読んだ方…

遠山啓先生の本を読んでみようと思う。

朝から新聞記事を読んで涙が出た。 今日の毎日新聞1面掲載「ストーリー」。 「『落ちこぼさない』算数『水道方式』継ぐ私塾」 という記事。 記事に添えられた1枚の写真が目を引いた。 笑顔の少女の写真。 まさしく、輝くような、 本当にパッと明かりがともっ…

「竜のかわいい七つの子」を読んだ

九井諒子作「竜のかわいい七つの子」(エンターブレイン発行)を読んだ。 ・・・いやあ、もうびっくりした。 お話によってガラリと変わる画風、 ひねりが効いていて、でも読後感が心地よいストーリー。 第一話を読み終えた時点ですっかりファンになってしま…

「新選組 幕末の青嵐」

木内昇著「新選組 幕末の青嵐」を図書館で見つけて借りてきた。 もう何年前になるか、大河ドラマを入口にして新選組にハマっていた頃持っていた本。 転勤するとき古本屋に売ってしまった。 そして今、「薄桜鬼」というアニメ(元はオトゲーという、 女の子向…

笑える反戦絵本~もっとおおきなたいほうを~

この本って、「こどものとも」のハードカバー版で出てるんだろうか? うちの娘が年中さんだった頃の「こどものとも」の中の1冊。 お話は結構単純。 あるところに王様がいた。 王様は小さな大砲を一つ持ってたけど、それを使う機会がなかった。 そんな折家来…

「窓ぎわのトットちゃん」の挿絵をわたしはあの人に描いて欲しい。

長谷川摂子さんの「子どもたちと絵本」を読んでいる。 長谷川さんは、わたしの大好きな絵本作家さん。 惜しいことに、先年66歳で亡くなられた。 東大の大学院まで進まれた方なのに、 公立保育園で保母さんをなさってたことがあるという、 とても変わった経…

「月」から広がる豊かな世界

エクスプランテ、というところから出ている 「ガジェットブックス シリーズことば 月」という本を買った。 一応本、と言ってみたけれど、ちょっと見たところ分厚いブロックメモ。 メモ用紙大の紙1枚につきひとつ、月に関する言葉や詩歌などが書いてある。 …