まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

#その他文学

押井守著「やっぱり友だちはいらない。」を読んだ

大学でも人間関係に悩むことが多い娘のために、 何か参考になる本はないものか…と探していて、この本を見付けました。 「攻殻機動隊」や「イノセンス」などの作品で知られる、押井守監督の著作。 あまりにタイトルが過激なのと、 監督の作品自体非常に難解な…

城山三郎著「そうか、もう君はいないのか」

時々、とうさんに会いたいなあ、と思う。 とうさんが急いであの世に行ってしまって3年ちょっと、 話したくなるような面白いことがたくさんあったのに。 とうさんの笑顔の写真の前に、 大好きだったお饅頭を供える。 チョコを供える。 キャンディを供える。 …

ヒラエス、モーンガータそしてウブントゥ

聞いたことのない言葉ばかりタイトルに並んでいて、 「???」と思われたことでしょうね。 これは、最近買ったとても素敵な本に載っていた、 外国の言葉なのです。 本のタイトルは「翻訳できない世界のことば」 (エラ・フランシス・サンダース著、前田まゆ…

いつかイランに行ってみたくなりました~上橋菜穂子著「明日は、いずこの空の下」を読んだ~

息子が今年のわたしの誕生日にプレゼントしてくれたこの本。 長らく「積ん読」になっていましたが、読み始めたら面白くて面白くて、 寝る時間になっても読むのが止められないほどでした。 上橋菜穂子さん。 「守り人シリーズ」「獣の奏者シリーズ」という、 …

「星をまく人」を読んだ

買ってすぐ娘に貸したきりだったこの本。 家事の前にほんのちょっとだけ読むつもりだった。 でも、読み始めたら止められなくなった。 読みながら初めはぽろぽろと、やがて嗚咽が止まらなくなるほど泣いた。 アメリカのヴァーモント州に住む11歳のエンジェ…

心が疲れちゃってる大人に~いとうひろし作「だいじょうぶだいじょうぶ」~

この本がとても有名になっているみたいで驚いた。 いい本は、クチコミがどんどん広まるんだろうね。 この本は、子どものための小さな絵本の体裁を取っているけれど、 正直言って、人生経験の浅い子どもには全くピンと来ない内容だ。 絶対的に大人が読んだ方…

「新選組 幕末の青嵐」

木内昇著「新選組 幕末の青嵐」を図書館で見つけて借りてきた。 もう何年前になるか、大河ドラマを入口にして新選組にハマっていた頃持っていた本。 転勤するとき古本屋に売ってしまった。 そして今、「薄桜鬼」というアニメ(元はオトゲーという、 女の子向…

「窓ぎわのトットちゃん」の挿絵をわたしはあの人に描いて欲しい。

長谷川摂子さんの「子どもたちと絵本」を読んでいる。 長谷川さんは、わたしの大好きな絵本作家さん。 惜しいことに、先年66歳で亡くなられた。 東大の大学院まで進まれた方なのに、 公立保育園で保母さんをなさってたことがあるという、 とても変わった経…