まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

今週の「トイレの詩」

「さようなら」谷川俊太郎~今回のトイレの詩~

久しぶりにトイレの詩を貼り替えました。 今回の詩は「さようなら」(岩波文庫 「自選 谷川俊太郎」所収)です。 息子が4年前に進学のために家を出、 順調に行けば来年の春には娘も進学のために家を出ます。 26年前、夫と二人で始まった暮らしが、 22年…

「さよならは仮のことば」谷川俊太郎~今回の「トイレの詩」~

久しぶりにトイレの詩を貼り替えました。 今回の詩は「さよならは仮のことば」(岩波文庫刊 「自選 谷川俊太郎詩集」所収)です。 命はつながって行くものなのだ、 たとえ「そのひと」の姿は見えなくなってしまっても、 思い出や記憶よりももっともっと根源…

「燕の歌」と「雛祭(ひな)の宵」

全然週替わりになってません・・・反省。 今回の「トイレの詩」は、うちの子供たちの誕生日に関連した詩を二つ。 まずは長男の誕生日に関係した「燕の歌」から。 燕の歌 ガブリエレ・ダンヌンチオ 弥生ついたち、はつ燕、 海のあなたの静けき国の 便(たより…

金子みすゞ 「夢売り」

ずーっと長い間柳宗元の「江雪」が貼られっぱなしだった我が家のトイレ。 ようやく新しい詩に貼り換えました。 今回は金子みすゞの「夢売り」です。 夢売り 金子みすゞ 年のはじめに 夢売りは よい初夢を 売りにくる。 たからの船に 山のよう、 よい初夢を …

柳 宗元 「江雪」

北原白秋の「落葉松」、 オイゲン・クロアサン「秋」(上田敏訳詩集「海潮音」所収)と続けて来た、 我が家のトイレに貼る詩も第3弾となりました。 毎週新しい詩を貼る予定なので、 重複を避けるために、「今週の『トイレの詩』」という書庫を作りました。 …