まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

義母の問題行動の原因はジェラシー?

(まず、「認知症」書庫内の「大荒れの通院日、または『あ~あ、やってらんない!』」をお読みください)

昨日は結局、夫が時間給を取って施設のケアマネさんに謝りに行った。
それから、夫は実家へ行き、義母にお説教して来たそうだ。
しかし、当然「のれんに腕押し、糠に釘」だったそうで。
怒り心頭に達した夫は義妹にメールで事情を伝え、
「しばらくババアを干すことにしたから、
手伝いに来いと言われても無視するように」と連絡したそうな。
・・・無視することにしたって、あなたたち二人とも中学生かい?!
と危なく言いそうになったのをグッと我慢したわたし。

義母は主治医から「前もって連絡さえしておけば、
月に2度は面会しに行っていい」というお墨付きをもらった形になった訳で。
しかも、主治医に病名を確かめたところ、
「うつから始まったんだとは思いますけどね」という微妙な答えだったらしく(本人談)、
義母はいよいよ義父が認知症じゃない、治る病気なんだ、
誰も分かってくれないみたいだけど、わたしが治してみせる!
と誤った形で気負ってしまったようだ。

それにしても。
DVによる「共依存」なんだなあ、と昨日の義母の振る舞いを見て痛感した。
一緒に住んでいた頃は、義父がいかに人でなしか、
自分がそれにいかに耐え続けて来たかを散々愚痴っていたと言うのに、
昨日の義母は人目もはばからず義父にベタベタし、
嬉しくてたまらない様子でズボンを上げてやったり、シャツの裾を入れてやったりしてたっけ。

義母は義父が入院していた時は「看護の仕方が悪い」と言い、
施設に入れば「介護の仕方が悪い」と言い、
義母の代わりにわたしが面会していたこともよく思ってなかった。
ケアマネさんもわたしも中年とは言っても一応女性だし、
病棟には沢山の看護婦さん、それもものすごく若い看護婦さんもいたもんな。
病院でも施設でも、義父について何か言われるたびに、
「自分の考えと違う。
ほんの数ヶ月じいちゃんを見てたくらいで何が分かる」って言って、
自分の好き勝手しようとしてたもんな。

・・・多分、義母は自分以外の女性が義父に関わるのが嫌なのだ。
自分が義父にとっての第一で唯一の女性で居なければ気が済まないのだろう。
それに、義母は多分独占欲がとても強い人なのだ。
義父だけでなく、息子である夫のことも、
初孫であるうちの長男のことも「独占したがってる」と感じたことが何度もあったもんな。
(長男に「好きなもの買ってくれる大好きな人はだーれ?」と聞いて「おばあちゃん」と答えさせ、
「何も買ってくれないけちんぼはだーれ?」と聞いて「お母さん」と答えさせ、
最終的に「○○ちゃんが一番好きなのはだーれ?」と聞いて「おばあちゃん」と答えさせようと、
長男が小さかった頃義母は必死だった。)

それにしても。
義母は自分の気持ちだけで動くのだけれど、
その結果(大好きな)義父がどうなるのかは全く考えないのだ。
認知症を治してやろうと義父を質問攻めにし、
思い出せなくなったことをなんとかして思い出させようと無理をさせた結果、
「思い出せなかった」という気持ちでプライドがズタズタになった義父が自傷行為に走ろうが、
それをどうにかして鎮めるために向精神薬を投与されようがお構いなし。
介護職員さんたちに高飛車な態度を取って心証を悪くしようが、
そんなことも一向にお構いなしなのだ。

義父、義母の問題が原因で、
我が家の中はずーっとピリピリした状態だ。
娘が一緒に暮らせるのももう1年ちょっとだけになったのに・・・と、
義母を恨めしく思わずにいられないわたしなのだった。