まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

切り火

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今日は、息子が職員採用試験を受けた自治体の集団面接日。
(そのために帰省しているのです)。

クールビズ可」ということで、半そでワイシャツに黒のズボン姿の息子は、
何だか高校の頃とそう変わらないように見えました。
でも、もう社会人になろうとしているんだな・・・。
母としての仕事がひとつひとつ終わろうとしています。

出掛けようとする息子に、玄関で「ちょっと待って!」と声を掛けました。
火打石と火打ち金を使って「切り火」をするためです。
我が家では、家族に何か大切なことがある時、必ずしています。
(昔の時代劇などで、岡っ引きの奥さんが旦那に向かって、
火打石で後ろからカチカチと火花を飛ばしていた、アレです)。

滅多に使わないので、なかなか火花が出ず毎度苦労するのですが、
手間取りながら、後ろ向きの息子の肩口に小さな火花を三つほど。
「行っといで!」
息子はニコッと振り向いて出掛けて行きました。

今日の面接が上手く行って、最終試験へ進めますように・・・。