まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

デジタルレコーダーの中に・・・。

片付けをしていたら、古いデジタルレコーダーが出て来た。

電池を入れて、フォルダAを再生してみたら・・・。
懐かしいとうさんの声が聞こえて来た。

そうだった、そうだった。
とうさんが元気なうちに、
昔のいろんな話を聞いてまとめておきたいと思って、
このレコーダーを使って実家で何度か録音したんだった。

何年前のことだったんだろう。
質問するわたしと、機嫌よさそうに答えるとうさんとの会話の後ろで、
まだ声変わりする前の息子と、まだおチビチビだった娘とが大騒ぎしてる声が、
ずーっと入っている。
途中、たまりかねたらしくわたしが、
「お前さんたちに静かにしてって言っても何の効き目もないのかねえ。
話が聞こえやしないんだから、もうちょっと静かにしてちょうだい。
これで静かに出来ないんだったら、お前さんたちおバカさんだよ」と言う声が聞こえ、
その後はやかましいBGMが消え、とうさんの話が聞き取りやすくなっている。

そうだった、そうだった。
出来れば何か冊子みたいなものにまとめて、
とうさんが生きてるうちにプレゼントしようと思ってたんだった。
でも、多分この後わたしはうつ病がひどくなって、
そんな余裕が全く無くなってしまったんだと思う。

・・・とうさんが生きてるうちにまとめたかったけど。
気が向いたら、このブログに少しずつアップして行こうかな。