まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

「ペットロスが一番激しいのは実は鳥飼いらしい件」という記事への補足

2年近く前の記事なんですけどね、
どうして今ごろになって沢山の方に読んでいただいているのか・・・。

ひまわりさん」から、記事についていくつかご質問をいただきましたので、
少し補足してみようと思います。

あの記事を書くきっかけになったのは、
記事中にあった通り、ラジオで
「ペットロスが一番激しいのは犬や猫の飼い主ではなく、
実は鳥の飼い主らしいという研究結果」について取り上げていたのを聞いたからです。
多分その時に「〇〇大学の××教授の研究グループの研究によると・・・」とか、
「イギリスの科学雑誌『ネイチャー』〇月号によれば・・・」とか、
その根拠となったものについて言及されたはずだと思うのですが、
残念ながらその部分はきちんと聞かないまま、記事を書きました。
ちょっと無責任でしたね。

わたしは、あの記事を書いた時にいささかムッとしておりました。
なぜなら、ラジオ番組のパーソナリティの言い方が
「意外ですよねえ、一番死なれてショックなのが鳥だなんて」的な
感じに思えたからです。

鳥を飼っている人なら大なり小なり経験のあることかと思うのですが、
「子供の頃からずっと鳥を飼っていた」と言うと、
「えーっ、あんな気持ち悪い生き物を?!
だって、鳥って無表情だし、足にはウロコがあるでしょう?
あたし、鳥はダメ、気持ち悪い」というようなリアクションをする人が
世の中には少なからずいるのですね。
「犬を飼っていた」とか「猫を飼っていた」と言って
「あたしアレルギーがあって飼えないんだよね」と言われることはあっても、
「犬(猫)って気持ち悪いよね」と言われる人はまずいないのではないかと思うのに。

ですから、ラジオのパーソナリティの「超意外!」みたいな反応を耳にして、
「これは、せっかくブログをやってるのだから、
世の中の人たちに鳥ってかわいいんだよ!ということが伝わるような記事を書かなければ!」
といささか気負ったような気持ちになって書いたのが件の記事だったのです。
そんな訳で、「ペットロスが一番激しいのは鳥」と言うことに主眼を置いた記事ではなく、
「こんなに鳥ってかわいい生き物なんだよ、
だからペットロスが激しくなるのも全然意外じゃないんだよ」ということに主眼を置いた内容となっております。
そして、実際にわたしの娘の友達一家に起こったことと、
オカメインコの「ミカエル」が果たした役割について書きました。

以上が「ひまわりさん」が投げかけられた質問に対する答え、のようなものです。
全然回答になっていなくてごめんなさい。
せめて聞いていたラジオ番組が何か分かればいいのですが、
わたしは家事をしながら一日中ラジオをつけていたものですから、
何という番組で取り上げられていたものか、残念ながら覚えていないのです。
ただ、AMの番組は全く聞かず、ほぼTOKYO FMの系列局の番組だけということだけで・・・。

ひまわりさん」のコメント中にあった、
「鳥だって飼い主を『餌をくれる人』と認識しているのではないか?」ということについて、
コンラート・ローレンツ著「ソロモンの指環」の中にそれっぽい記述が出てきます。
24時間餌がセットされていて、いつでも自分の好きな時に餌を食べられる鳥は、
そうでないものに比べて食べ物に対する執着心が薄いように見える、
ローレンツは述べています。
ただし、ローレンツノーベル賞学者とは言え数十年前の人ですから、
動物行動学の新しい考え方と全く合わなくなっている可能性も十分あります。
しかしながら、こんなことがありました。
わたしが皿洗いのパートをしていたお宅には2匹猫がおりまして。
ご主人にしょっちゅうまとわりついては、
「ねえ、ご飯はまだですか?」
「おやつ、あの箱に入ってますよね?」
「お水を新しいのに取り替えてくださいな」とニャーニャ―しておりました。
それを毎日目にしながら、
「確かに、のすけやたんぽぽやぽんちゃんとわたしとの関係に、
『餌』というのは影響していなかったなあ」と感じたのは事実です。
ただ、わたしがそう感じた、というだけで、
ちいのすけたちが実際にどう思っていたのかは分からないんですけどね。

まあ、あれですよ、あの記事は
「親バカちゃんりん」な記事だとご理解ください。
あの頃はまだぽんちゃんを飼っていたものですから。
(その後諸事情あってまるぽんを手放さざるを得なくなりました。
現在まるぽんは、近県の獣医さんの家で幸せに暮らしています。)