まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

オカメインコ歌う

プロフィール画像のわたしの頭に乗ってるのは、
オカメインコのまるぽん。
「ホワイトフェイスパールパイドレセッシブシルバー」という、
なんだか大仰な名前の品種なので、オカメインコのトレードマークであるほっぺの赤丸がない。
子どもたちの情操教育のためにと3年前から飼ってるのだが、
まるぽん本人はわたしのダンナさまのつもりなので、
子どもたちのことはライバル視していて、いつもジェラシーの炎を燃やしている。
特に、中3の娘とは、家庭内での覇権を争う間柄だ。
 
このまるぽんは、3曲歌を歌うことが出来る。
・・・もちろん、オカメインコスペシャルアレンジを施してあるので、
家族以外の人が聞いても、それとはまず分からないけど。
1曲目は、バードランドの子守歌。
2曲目は、ワン・ノート・サンバ。
3曲目は、ミッキーマウス・マーチ。
その他に、結構上手にウグイスの鳴きまねが出来る。
それと、ものすごくビブラートを効かせて、口笛の真似もする。
 
言葉をまねするのは、あまり得意ではない。
でも、「ぽーんちゃーん」「ぽんちゃーん」と、
ものすごーく高い声で自分の名前を長く響かせて言うことが出来る。
これは、我が家では「哀れを誘う声の技」と呼ばれていて、
この技を使われるとぽんちゃんをカゴから出したくなってしまう、恐怖の必殺技と言われている。
それから、「ぽんちゃんぽんちゃんぽんちゃんぽんちゃん・・・」と、
超高速で自分の名前を連呼する技。
あとは、「うん!」と同意しながら、激しく頭を振る技もある。
「上手だね!」「可愛いね!」と自画自賛しながら、自分で自分に「うん!」と同意する技もあって笑える。
花粉症の時期には、鼻をかむ時に一緒に「ズズー」と音真似をしてくれるという、
ちっとも嬉しくない技もあるし、
寒い時期に手を「しょりしょりしょり」とすり合わせた後で、
「ハーッ」と息を吐きかけて温める様子の音真似も出来る。
 
毎朝、まだ覆いを取ってないぽんちゃんのカゴのそばを通ると、
中から「はいっ!」という声がして、カゴの戸をガチャガチャ言わせる音がする。
わたしが、いつも覆いを取るときに「はいっ、おはよ、ぽんちゃん」と言うのを知っているから、
「『はい』っていいながら、早く戸を開けて出してくださいな」とアピールしているのだ。
 
鳥ってあまり人気がないらしいけれど、
可愛いし、愉快だし、世話も楽だし、長生き(オカメインコで15年以上生きる)だし、
甘えるし、おしゃべりするし、、歌うし、飼って本当に楽しい動物だと思う。
ぽんちゃんは、特にとてもおとなしいオカメインコなので(←絶対違います。by娘)、
わたしは飼ってからというもの、痛みを覚えるくらい咬まれたことが一度もない。
 
今もぽんちゃんはカゴの上の鏡の前に陣取って、
「ぽんちゃん」とか「ホーホケキョ」とか、「可愛いね!うん!」とか、
ご機嫌でおしゃべりしている。
ちょっと今は写真をアップする技を身に着けてないんだけど、
そのうち娘に習ってぽんちゃんをお見せしたいと思っているので、乞うご期待。