まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

Gさんと握手した(*'ω'*)

傾聴を終えて退室するとき、Gさんと握手した。

Gさんは白髪のおじいさんで、かなり耳が遠くなっている。
正面から近づいて、「Gさん、もう帰る時間なので握手してもいいですか?」
と大きめの声で尋ねたら、Gさんはすごく大きな声で、
「握手?ああ、もちろん、いいよ!」と答えてニコッと笑った。
わたしもニコニコしながら、Gさんの両手を握った。

同じテーブルについていたおばあさん(ダンスホールの女王、Fさんも含む)たちとも握手して、
「また2週間後に来ますね!」と手を振って退室した。

ドアを閉めた途端、涙がブワッと溢れて来た。
Gさんは、亡くなったとうさんと本当にそっくりなのだった。
白髪も、痩せてて面長のところも、人の良さそうな笑顔も、
そして耳が遠くなっててとんでもない大声で答えちゃうところも。

考えてみたってどうしようもないとは分かってるけれど、
とうさんに会いたいな~、と思って帰りの車の中で少し泣いちゃった、
弱虫のわたしなのだった。