まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

子育てにも「パピーウォーカー」の時期が必要じゃないかなあ。

盲導犬候補の子犬は「パピーウォーカー」と呼ばれる家庭に預けられるんだって。

パピーウォーカーとは・・・
パピーウォーカーは、盲導犬候補の子犬を約10ヵ月間、家族の一員として迎えていただくボランティアです。この時期、子犬の「社会化」が重要なポイントとなります。電車や車の音、雨や雪、人混みなど、人間社会で様々な経験をするために、色々な場所に一緒にでかけ、人間と生活する喜びを経験します。たまにはいたずらもするけれど、子犬は家族と共に様々な経験や出会いをする中で、社会や家庭の中で暮らすためのルールを学んでゆきま
す。その過程で、人間に対する親しみと信頼感が築かれ、将来目の不自由な方との生活がスムーズに送れるようになるのです。
人間社会の中での良きパートナーとなれるように、スタッフの指示のもと、パピーたちに様々なことを教えていた
だきます。  (日本盲導犬協会HPより引用)

テレビ番組で見たことがあるけど、いたずら盛りの子犬に対して、
溢れるほどの愛情を注ぎ続けることがパピーウォーカーの仕事だった。
そのことで子犬は「自分は愛されているんだ」という確固とした実感を得ることが出来、
将来盲導犬になって大変な責務を果たさなくてはならなくなった時にも、
「自分を愛してくれている人のために頑張っているんだ」という満足感が持てるんだって。

これって・・・人間の子育てにも必要なことじゃないかなあ。
ずーっとずーっと猫可愛がりしてるだけではもちろんいけないんだけどね、
「自分はものすごく愛されているんだなあ」という幼少期の強い気持ちが、
その後の人生を支える「自己肯定感」につながるものなんだと思うのですよ。

そういう気持ちは一朝一夕で身に着くものではないだろうし、
生後間もなくから保育園に預けられっぱなしみたいな状態で身に着くものなのかもちょっと疑問。
(こんな風なことをブログに書くと「社会の寄生虫の分際で」と言われそうで怖いですが)