まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

「一番強い筋肉」とは?

仕事の関係で、「ヨガ」を習って来ました。

…と言っても、「上海雑技団」もかくや?!みたいなものではなく、

誰でも出来るような、むしろ「これがヨガなの?」と思うほど

シンプルな動きの「ヨガ」でした。

 

教えてくださったのは整体院の先生。

手をぶらぶら、足をぶらぶら、足首→膝→骨盤の順で

それぞれゆるゆる回し、「膝カックン」の要領で膝の力を一気に抜き、

頭の重みを利用して首をゆるゆる動かし…と、

「ゆるゆる」と「無理せず」をキーワードに身体を動かしました。

 

先生曰く「一番強い筋肉はしなやかな筋肉、柔らかい筋肉です。

鍛え上げたムキムキの筋肉は見せるためだけのもので、

実は何の役にも立たないのです」。

…えーっ、そうなのかー。

「筋肉体操」にハマってしまい、「痛くても辛くない、最後までやり切る」の

筋肉先生の言葉に「そうだ、頑張らなくては!」と歯を食いしばって

スクワットやら腹筋やらやり続けている夫には口が裂けても言えないけど…。

ちなみに、先生はこうもおっしゃってました。

「必死で辛さに耐えて頑張り続ければ、辛さの先に何か得られるものがあるはず!

と言うのは『昭和の価値観』だけど、辛さの先に待っているのは

『自分が壊れてしまう』ですからね!

痛いのを我慢して鍛え続けたって、身体を壊すだけ、清原選手みたいにね!

長生きしてる人たちにムキムキの人なんかいないでしょう?

むしろボディービルダーは短命なんですから。

それから、スポーツ選手だって、実は身体ボロボロで健康からは遠い状態。

新体操や陸上の長距離の女子選手には、生理が止まってしまって

大人の女性になることが出来なくなってる人も少なくないんですよ。

スポーツし過ぎるとかえって不健康になっちゃうんです」。

そのとおりなんだろうな、と思いました。

そう言えば、大学生だった頃、「心臓は永久機関ではないのだから、

ラソンしたりして鼓動が激しくなったら、耐用回数分にすぐ達してしまい、

死ぬのが早くなるのでは?」と思ったものだけれど、

わたしの説は「当たらずしも遠からず」、意外と当たっていたらしいことが

数年前に分かりました(偉い学者で同じようなことを言ってる人がいるそうな)。

 

身体を動かす時には、ゆるゆると、無理せず、呼吸をゆっくり深くしながら

(カウント取りながら体を動かすと、自ずと呼吸することになる)。

簡単に出来る動きばかりだったので、今夜から早速始めようと思います。