まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

「幼稚園の洗礼」を受けました

幼稚園で数時間働くようになってすぐ、
わたしは熱を出して寝込んでしまいました。

「喉が痛い、絵本を読み過ぎたせいかな?」と思って数日後。
入園式に出席後帰宅したわたしは、季節外れの悪けに襲われました。
それから数時間のうちに熱は38度台まで上がり、
ゾクゾクする寒けに足の先まで冷たくなって布団の中で震えていたかと思うと、
今度は熱帯の熱い空気が身体の中に充満したようになる、というのを
数時間おきに繰り返すように。
また、「身体中の水分が全部出てしまう」と思うほどの鼻水と(子供の頃、
花粉症の症状が最も激烈だった頃以来のすごさでした!)、
止めようもない激しい咳(腹筋がバラバラになりそうなほど痛くなりました)にも苦しみ、
ほとんど眠れない日が4日ほど続きました。
熱も39度近い状態からほとんど下がりませんでした。
発熱してから約1日経って受診した病院でインフルエンザの検査を受けましたが「陰性」。
もらった薬は飲んでも全く効き目が見られず、
そのうちに黄緑色をした鼻水や痰が恐ろしいほどの量排出されるようになりました。
わたしは「いつになったら治るのだろうか?」と不安な気持ちを抱えながら、
激しく咳込み、絶え間なく鼻をかみ、関節痛にあっちを向いたり
こっちを向いたりしながらじりじりと時を過ごすしかなかったのです。

結局、内科2か所と耳鼻咽喉科で診てもらいましたが、
熱が出た原因は「不明」。
10日ほどかかってようやく何とか出勤出来る状態まで回復しました。

元ボランティア仲間で、現在引っ越し先で保育園のパートをしている
知人にこの話をしたところ、「ああ、それ、『幼稚園の洗礼』だねー」と。
幼稚園にはたくさんの子供がおり、それぞれが風邪気味だったりしています。
(鼻を垂らしたお子さんが驚くほど多いです)。
そんな子供たちに「先生~」とくっつかれ、鼻水を拭いたばかりの手で顔に触られたりする
幼稚園の先生方は、常に感染症と闘っているのだそうです。
「勤めて最初は、身体がびっくりしちゃうんだろうね、きっと。
うちの保育園でもこの間から働き始めた先生が、高熱を出してお休みしてる。
栗ちゃんとおんなじね!」

熱が下がって3日以上経ったので、おばちゃん先生はまた
幼稚園のお手伝いに行くようになりました。
まだ枯れて1オクターブ低くなったままの声ですが、
1日に10冊以上は絵本を読む日々です。
…ふう、もうすぐ大型連休、助かったー。

連休で何とか元気を取り戻したいと思っています。