まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

「ハンドパペット」は子育ての味方です!

昨日の毎日新聞に、親の関わり方と子供の発達との
関係についての記事が出ていました。
 
慶応大学では2歳半から3歳半の子供とそのお母さんを対象に
ごっこ遊び」が心の発達に与える影響を調べたそうです。
子供たちとお母さんたちを
1. 「どうして泣いているのかな?」「悲しいんだね」
  など、気持ちを推測させるような声掛けをする
2. 声掛けしない
3. 人形を含む3者の設定で声掛けする
の3グループに分け、同じ遊び方を1週間続けたところ、
3者で遊んだグループは他者の心を察する力が伸びたとのこと。
 
この記事ではもっと小さい赤ちゃん(生後6~8か月)を
対象とした実験の様子を撮影した写真も掲載されていたのですが、
そこで使われていたのは動物のハンドパペットだったのです!
「ああ、我が家でやっていたことは正しかったんだなあ」と、
お墨付きを頂いたような気持ちになりました。
 
我が家では息子も娘も、それぞれ2歳頃から一緒に育った
ハンドパペットの親友を持っていました。
彼らの存在のお陰で、転校・転園やらいじめやら手術・入院やら、
数多くの困難に遭いながらも、うちのお子たちが
どうにか無事に成長できたと言い切っても過言ではないほど、
小さなハンドパペットたちが果たした役割は大きかったです。
 
子育てを一応卒業した形のわたしですが、
どなたかに「出産祝い」を差し上げる場合は、
こどものとも012」の絵本と動物のハンドパペット
(キャラクターものではないもの)を
差し上げることにしています。
「〇ーさん」やら「〇ッフィー」やらのキャラクターものは、
元々のキャラが付いてしまっているので、
非常に使いにくいのです(「〇ーさん」が賢くて切れ者だったら
おかしいですよね?)。
しかしながら、ネットを使っても、
なかなか「いいハンドパペット」は見付け辛い…。
わたしはいつも「TOKYO ZOO SHOP」のものを買っています。
ここのものは、動物園が監修しているので、動物の身体の作りや
配色などに嘘がありません。
また、ネット販売もしているので、わたしのような地方在住者でも
手軽に購入することが出来て重宝しています。
 
現在幼稚園で働いている身で何なのですが、わたし、
自分が母親になるまで小さい子に接したことがほぼ無かったのですよ。
姉とは6歳違いですし、従兄弟たちも年上若しくは同世代だったので。
ですから、初めての子供が出来たとき、どうやって接したら良いか、
何をどう声掛けすれば良いかなど、途方に暮れてばかりでした。
それに、現在大問題になっている「完全ワンオペ育児」でしたし…。
長男が赤ちゃんだった頃、引っ越したばかりの社宅で、
危うく「乳児虐待」に走りそうになったり、自分の頭を壁に打ち付けるなどの
自傷行為」に走ったりと、相当「アブナイお母さん」だったのです。
 
そんなわたしが育てた二人のお子たちが、
グレもせずきちんと成人し、おまけに結構いいお子たちに育ち、
「自分たちがこんな風に育ったのはお母さんのお陰だよ」と
言ってくれたりしています。
その陰の功労者は、2匹の小さなハンドパペットたちです。
彼らは、今も、それぞれ息子と娘のアパートに居て、
お子たちを見守ってくれているのです。