まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

…ベランダで食べ物を育てようかなあ。

いつもコメントをくださる、新潟のmisさん。
昨日くださったコメントを読んでびっくりしました。
…新潟でも、お米が穫れなくなっている?!
暑さに強い品種改良を急いでいる?!

「やっぱり…」という思いを強くしました。
本当にほんのちょっと前まで、お米の品種改良と言えば
「寒さに強い品種」を作り出すことだったのです。
それが、いつの間にか正反対の品種改良を、
コメどころとして有名な新潟で行わなくてはならなくなった…。

わたしは、前回の夫の転勤以来、
東北地方某所に10年以上住み続けることとなり、
図らずも定点観測を続ける形になりました。

そんな10年ちょっとの変化を列挙してみます。
ここに引っ越して来た時に比べて、
・クモ(特に大型のクモ)が激減した
・ガやチョウ、ハチなども激減した
・盛夏にカに刺されることは減ったが、晩秋まで
 カが生き残り刺されるようになった
・ハエがほとんどいなくなった
 (犬のウ〇チや生ゴミなどにもいない)
・鳥(シジュウカラ、スズメ、カッコウ、ヒバリ、ツバメなど)が減り、
 カラス、ムクドリヒヨドリなどが増えた
というような変化を肌で感じています。
気象について言えば、
・風が強くなった(山間部のため、以前は台風の時くらいしか
 強い風が吹かなかったのに、しょっちゅう強風が吹くようになった)
・「天の水がめの底が抜けたのか?!」と思うような、
 凄まじい雨がごく短時間降ることが増えた
・「こんなに晴天が続いたことってあったかなあ?」と思うほど、
 雨が降らずにカンカン照りの期間が年々長くなっている
 (以前は結構天気が悪く、日照時間が短い場所だった)
UVカットの手袋をしていても時計の跡が
 真っ白く残るほど日焼けする
ジーンズをはいていても、自転車をこいでいると
 脚が日に焼けてジリジリ痛くなってくる
などの変化を実感しています。

皆さんがお住まいの場所ではどうですか?

虫や鳥などの「小さきものたち」は、わたしたち人間よりも
環境の変化に敏感に反応するはずだと思います。
それが、たった10年ほどで驚くほど減ってしまっているのですから…。

これは、新潟のmisさんが危惧なさっている通り、
地球規模での食糧危機が迫っていると考えていいのかも知れません。
どんな国の人だって、所詮は生きものですから、
食料が無ければすぐに死んでしまうしかありません。
半導体やら鉄鋼やらを齧って生きながらえる術はないのです。

我が家は転勤族で、作物を育てようにも土地がありません。
使える場所と言えば社宅のベランダだけですが、
そこを活用して、食べ物を育てる練習を始めようかなあ。
「国が何とかしてくれるはずだ」なんて楽観視していたら、
大変なことになるかも知れませんからね。