まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

「お金、大好き」になっちゃったひと

知り合いの知り合いの女性が、
おかしくなってしまったそうです。

今まで、キチンとした堅い会社に勤めていたのを急に辞め、
突然「コンサルタント業」を始めたとかで・・・。
そのコンサルタント料が、ほんの数時間でウン十万円だとか。

知り合いが見せてくれたフェイスブックには、
その女性がこれ見よがしにお札を扇子みたいに広げている画像やら、
高価なアクセサリーやらバッグやらを見せびらかしている画像やらがいっぱいでした。
そして、その女性のブログには「・・・躁病?」と思うような大げさな表現が、
ピンクのど派手な文字となって踊っていました。

どうも、その女性は「子宮系」と言われる女性に感化されてしまったらしいのです。
いや、親しくしていた知り合いの言葉も全く耳に入らなくなってしまったところを見ると、
「洗脳」に近い状態になっているのでしょう。

「子宮系」女子、という言葉を初めて知ったので、
ネットでいろいろと調べてみたところ・・・なんですか、この女性たちは!
この女性たちを表すのに適当な言葉は日本語では見つからず、
「Bit〇h」(とてもじゃないけど、一部伏せ字にせずにはいられないような英単語!)としか、
もう言いようがないです、これは。

そして、そういう「子宮系」女子たちが文字通りカミさまのように崇めている男性たち
(偽名が洒落が効いていて笑わせます)がいて。
「子宮系」女子たちが高額なセミナーや怪しい通販(ハート型の瓶入りオイル売ってます)で稼いだお金が、
その男性たちや幹部の女性たちへ上納される仕組みのようです。

「子宮系」と言うのは、道徳に反するようなことをどんどんやり(そうすると子宮が喜ぶそうです)、
特にお金をバンバン儲けて(子宮の大好物はお金らしいです)、
思いのまま、好き勝手し放題に生きる!(そういう生き方を子宮が喜ぶらしいです)
というのを教義とした、カルト集団らしく・・・。
知り合いの知り合いは、その末端に組み込まれてしまったものと思われます。

そんな「トンデモカルト」に引っかかるなんて、件の女性もさぞトンデモない人物だったのだろうと
知り合いに話を聞いてみると・・・。
これが、それはそれは厳格な家で育った、生真面目な女性だったのだそうで。
ただ、幼少時から親との関係が良くなかったらしいです。
「親の言う通り、期待に応えようと必死で頑張っても、
親は決して自分のことを認めてくれなかった」と知り合いに大分こぼしていたらしく・・・。
家族の中で唯一自分を可愛がってくれていた人(祖父母のどちらか)が亡くなったことで、
堤防が決壊するようにおかしくなってしまったようだ、と知り合いが言っていました。

「子宮系」女子たちのブログ(アメブロにうじゃうじゃあります)を読むと、
「ありのままに生きましょう」的な表現がそこここに出て来ます。
「ありのままに生きる」=「本能のまま、欲望、特に性欲のおもむくがままに生きる」
というのがほとんどの「子宮系」女子が考える「ありのまま」みたいで
(そんな訳で、もしかすると少なからぬ「子宮系」女子が売春しているのかも知れません)。
その破廉恥な内容と、下品で稚拙極まりない表現とに満ち満ちたブログを読んで、
知り合いもわたしも「毒気に当てられて死にそう!」と言う気持ちにしかなりませんでした。
(だって、「子宮系」女子である自分は「マーベラス原文ママ)」、
それ以外の女性は「低脳原文ママ)」なんて書いてあるんですよ!
もう正直言って噴飯ものとしか言いようがありません)

しかしながら。
そんな「プププ・・・」な教義内容のトンデモカルトに、
「今までのわたしって何だったのか」みたいな鬱屈した思いを抱えている女性たちは、
非常に魅力を覚えてしまい、いとも簡単に洗脳されてしまうようなのです。

「わたしの今一番の興味は、お金でーす。
月収を1000万円にして見せまーす!」なんてお札の扇子を嬉しそうに広げている知り合いの知り合い。
「あなたも、そんなわたしのセミナーを受けて、一緒にお金持ちになりましょう!」ですって。
そのコンサルタント料がウン十万円!
しかも、彼女は「子宮系」女子の幹部、みたいな女性を招いて、
特別セミナーを開こうとさえしているのです。
数万円の参加料(驚きの安さなのだそうですが)のその特別セミナーに、
地元の知人たちをつてで参加させ、自分たちのカルト集団に引き入れるための手段でしょう。
「子宮系」と呼ばれる人たちは全国でそういうことを行っているものと思われます。
もう、詐欺のニオイしかしませんね。

「どうしよう、栗ちゃん、彼女をどうしたらいいのかしら?」
そう知り合いに相談されて(相談相手を完全に間違えているとは思いますが)、
無い知恵を振り絞ってはみたものの、打つ手が全く見つからないのです。
第一、多分カルトを裏で支える悪い弁護士がいて、訴えられたとしても、
上層部の女性や男性たちに害が及ばないようにちゃんと知恵を授けていることでしょうし・・・。

行きつくところまで行きついて、
誰かに詐欺で告発されてしまうまで、彼女の目は覚めないのでしょうか。