まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

マスクが60枚で10万円?!

連日新型肺炎についての報道が続いていますが…。

気になってA〇azonで「マスク」を検索してみたところ、

びっくり仰天の表示結果に。

 

ほとんどの商品が「現在在庫切れ」で、

販売されている商品については普段の価格の何倍になっているか

見当もつかないくらいの超高額価格が付けられていました。

「医療現場でプロが使うサージカルマスク」と箱に表示があるマスクは

60枚入りで最低価格が49,800円、中には10万円で販売している業者まで!

 

「価格は需要と供給との関係で決まる」と確かに社会科で習いましたけど、

こういう価格の付け方が許されるものなのでしょうか?

そう言えばA〇azonでは東日本大震災の折にも、

定価が6,000円ほどのメーカー品の防災ラジオが

5万円ほどで売られていましたっけ。

 

うーん。

こういうのを「他人の不幸に付け込んで足元を見る」と言うのでしょうね。

そんなことしてお金を儲けて嬉しいのかな。

「一番強い筋肉」とは?

仕事の関係で、「ヨガ」を習って来ました。

…と言っても、「上海雑技団」もかくや?!みたいなものではなく、

誰でも出来るような、むしろ「これがヨガなの?」と思うほど

シンプルな動きの「ヨガ」でした。

 

教えてくださったのは整体院の先生。

手をぶらぶら、足をぶらぶら、足首→膝→骨盤の順で

それぞれゆるゆる回し、「膝カックン」の要領で膝の力を一気に抜き、

頭の重みを利用して首をゆるゆる動かし…と、

「ゆるゆる」と「無理せず」をキーワードに身体を動かしました。

 

先生曰く「一番強い筋肉はしなやかな筋肉、柔らかい筋肉です。

鍛え上げたムキムキの筋肉は見せるためだけのもので、

実は何の役にも立たないのです」。

…えーっ、そうなのかー。

「筋肉体操」にハマってしまい、「痛くても辛くない、最後までやり切る」の

筋肉先生の言葉に「そうだ、頑張らなくては!」と歯を食いしばって

スクワットやら腹筋やらやり続けている夫には口が裂けても言えないけど…。

ちなみに、先生はこうもおっしゃってました。

「必死で辛さに耐えて頑張り続ければ、辛さの先に何か得られるものがあるはず!

と言うのは『昭和の価値観』だけど、辛さの先に待っているのは

『自分が壊れてしまう』ですからね!

痛いのを我慢して鍛え続けたって、身体を壊すだけ、清原選手みたいにね!

長生きしてる人たちにムキムキの人なんかいないでしょう?

むしろボディービルダーは短命なんですから。

それから、スポーツ選手だって、実は身体ボロボロで健康からは遠い状態。

新体操や陸上の長距離の女子選手には、生理が止まってしまって

大人の女性になることが出来なくなってる人も少なくないんですよ。

スポーツし過ぎるとかえって不健康になっちゃうんです」。

そのとおりなんだろうな、と思いました。

そう言えば、大学生だった頃、「心臓は永久機関ではないのだから、

ラソンしたりして鼓動が激しくなったら、耐用回数分にすぐ達してしまい、

死ぬのが早くなるのでは?」と思ったものだけれど、

わたしの説は「当たらずしも遠からず」、意外と当たっていたらしいことが

数年前に分かりました(偉い学者で同じようなことを言ってる人がいるそうな)。

 

身体を動かす時には、ゆるゆると、無理せず、呼吸をゆっくり深くしながら

(カウント取りながら体を動かすと、自ずと呼吸することになる)。

簡単に出来る動きばかりだったので、今夜から早速始めようと思います。

NHKのリアルな地震ドラマ

NHKでは今週を「防災週間」として特集番組を

集中的に放送する予定だそうで。

そのメインの番組が2日から始まっています。

架空の都市「パラレル東京」で12月2日午後4時4分に

直下型地震が発生した、という設定に基づき、

発災から4日間の出来事を追うドラマです。

 

わたしは録画しておいた「DAY1」を先ほど見ました。

ドラマは非常にリアリティがあるものでした。

特に、「パラレル東京」各地の被害の模様を伝える映像が

非常に生々しくて怖かったです。

 

「群衆雪崩」に巻き込まれ、折り重なって亡くなった人たちの脇を

無表情のまま帰宅を急ぐ人たち、

周囲を火に囲まれてしまい、校庭の真ん中で懐中電灯を振りながら

助けを求める人たち、

取材の途中で火災の延焼に巻き込まれてしまった撮影クルーの最期の映像、

崩れた斜面に乗り上げ脱線した電車の屋根から助けを求める人たち…。

「これはフィクションなんだ」と思いつつも、見ながら何度も

血の気が引くような感覚を覚えました。

 

「俺たちは何も備えてなかったんだ」

放送局の報道番組編集長が「パラレル東京」の惨状を前に

こんな趣旨のことを言っていました。

確かに。

たまに東京へ行くと、「『南海トラフ地震が迫っている』なんて

全くの他人事だと思っているようにしか思えないなあ」と

感じさせられることが多々あります。

例えば…。

オリンピックが近づき建設ラッシュの東京ですが、

洒落た建物のほとんどが「ガラス張り」です。

そして、地震が多い国だと言うのに、ものすごい高層ビルばかり。

いざ「関東大震災クラス」の地震が来たときに、

凄まじい高さから割れたガラスが降って来たりはしないのか、

見るといつも不安な気持ちにさせられます。

仮に計算上はガラス窓が揺れに耐えられることになっているとしても、

きちんと固定されていなかったコピー機などが激しくぶつかったら

ガラスですもの、割れてしまうことでしょう。

その破片やらコピー機やデスクやらが、

壊れた窓から地面に落ちて来たら…。

そして、その下を無数の人々が埋め尽くしているとしたら…。

建物の設計をする人たちは、その辺りのことをちゃんと

考えているのでしょうか。

 

昔の人は言いました、怖いものの順番を

地震、雷、火事、おやじ」と。

時が流れ、「おやじ」は怖くなくなったけれど、

やっぱり「地震」はものすごく恐ろしいです。

5日の「DAY4」まで放送されるドラマをちゃんと見て、

出来る限りの備えをしたいと思います。

 

台風が本当に来てしまいそうです

わたしが住んでいる東北地方某所は

雪は多いもののあまり台風被害のない場所で。

しかし、今回の19号に関しては被害が出そうな感じ。

慌てて2リットルの水を6本と

シリアル(冷蔵庫の牛乳を美味しく飲み切るため)、

ビスケット、りんご(「ふじ」は長持ちするので)、

LED懐中電灯を準備した。

停電になると腐ってしまうため、

買い置きの鶏肉は日持ちするよう濃いめに味を付けて照り焼きに、

キャベツやきゅうりは酢も入れてお漬物に。

車のガソリンを満タンにして、携帯電話・白ロムスマホ

電動アシスト自転車のバッテリーをフル充電して。

あとはベランダの物干し竿や物干し等を物置きに入れて、

排水溝の落ち葉を掃かなくちゃ。

ガラス窓に内側からダンボールをあてたりテープを貼ったりするかは

只今思案中(夫は「そこまで要らないんじゃない?」と言う)。

昨日、幼稚園へパートに行きながら町を見回してみたら、

すっかりネジが錆びているお店の看板とか、

空き家のトタン屋根が一部めくれているのとか、

空き地に放置された自転車やビニール傘とか、

飛んだら危なそうなものが沢山ある感じだった。

ああいうものすべてが台風の際には凶器になるんだろう。

うちのおじいちゃんノートくんは青空駐車場にとめてあるけど、

大丈夫だろうか。

…かと言って、どこにも移動させようがないんだけどね。

 

一説によれば19号は「史上最大級の台風」だとか。

大山鳴動して鼠一匹」になってくれることをひたすら祈るのみ。

 

ドライブレコーダーを取り付けました

どうしようか迷ったのですが、

結局ドライブレコーダーを取り付けてもらうことに。

 

隣町にある「イエ◯ーハット」に行ったら

値段も機能も様々な商品が並んでいました。

なんと「360度撮影できて駐車中の

いたずら行為まで逃さず録画可能」というものまで!

しかしながら、うちの車はすでに登録から11年目に

入った「おじいちゃん」であることを考慮し

(「新車を買ったら外して付け替えられますか?」と

聞いたら「それは難しいですね」とのことだった)、

前後2つのカメラで撮影し、結構いい解像度で記録できる

というものをお願いすることになりました。

後付けのカーナビが既にくっついているため、

配線がごちゃつかないようにしてもらう必要があり、

代金+取り付け工事費でおよそ5万円(涙)。

でも、背に腹は代えられないですからなあ。

あの「あおり暴行事件」の映像を

あれだけ見せられちゃったらね。

 

そんな訳で我が家の「おじいちゃんノート」のエンジンをかけると

GPSを測位しました」という声が2回聞こえるようになりました。

ナビ子ちゃん(我が家ではカーナビをこう呼ぶ)と

ドラちゃん(推して知るべし、です)が一斉に

スピード違反の取り締まり箇所等をお知らせしてくれるので、

一人で運転していてもなんだかにぎやかです。

「避難スイッチ」を正しく押すには~NHKスペシャル「誰があなたの命を守るのか”温暖化型豪雨”の衝撃」を見た~

去る6月30日に録画してあったのに

今まで見ていなかったこの番組。

台風19号が今週末

「今年最強レベルのまま列島を直撃か」というニュースに

慌てて視聴した。

たった50分間の番組だったけれど、

背筋が凍る思いがして途中ゾワゾワと鳥肌が立ち、

見終えた今は「すぐやらなくちゃ!」という

気持ちにさせられている。

 

平成最悪の豪雨災害となった昨年7月の西日本豪雨

この番組ではその検証と対策を多角的に行っている。

自治体担当者、家族を亡くした遺族、九死に一生を得た被災者、

防災対策の研究者等様々な人たちの話や、

降水量、浸水状況、避難指示のタイミングなどの膨大なデータ、

研究機関での浸水シミュレーション等が

非常に分かりやすく端的にまとめられていた。

 

この中でわたしが新たに知った言葉が

「避難スイッチ」である。

 

「他人事だったからでしょ!」と言われてしまえば

否定出来ないのだけれど、わたしは

豪雨災害のニュースに接するたびに

「避難指示(最近だと警戒レベル4)が出てるのに

どうしてみんな逃げずに取り残されてしまうんだろう」

といぶかしく感じていた。

この番組の中で紹介されていた、広島市立大学が実施した

市民1000人を対象としたアンケートの結果を見ても、

西日本豪雨災害の折に広島市民に出された

避難指示に従って避難した人はたった31人だけだったのだ。

「避難指示が出ていたことを知ってしましたか」との問いには

実に93%もの人が「知っていた」と答えたにも関わらず、だ。

 

「きちんと避難指示が出され、それが正しく伝わっているのに、

なぜ避難行動に結びつかないのか」

これを解く鍵が「避難スイッチ」という考え方なのだと言う。

わたしたち一人ひとりに「逃げなければいけない」と思わせ、

実際の行動へと移らせる「スイッチ」が「避難スイッチ」だ。

番組の中では実際に避難した31人の「避難スイッチ」が

大きく分けて3つあったことが紹介されていた。

まず「避難指示の情報」。

これだけで避難した人は、たったの8人だけだった。

それから「環境の異変」。

川の流れや雨の降り方等、身の回りの環境の異変が

直接避難行動に結びついた人が5人いた。

最後に「他者からの働きかけ」。

自分は逃げる必要性を感じていなかったけれど、

隣近所の人が「逃げよう」と言って誘ってくれたことで

避難した、という人が何人かいた。

実際にはこの3つの「避難スイッチ」が複合的に作用して

避難行動を起こした、と答えた人が多かったようだ。

 

わたしは以前、自然災害による被災者支援のお手伝いを

したことがあった。

その際にちょっと驚いたのは、かなりの割合の被災者が

「行政まかせ」と言いたいような姿勢だったことだ。

生活上の困りごとから家族関係のことまで、

何から何まで「行政が」「役所が」「担当者が」

という人が多い印象を受けた。

この番組の中で印象に残ったのは、

「あなたの命は誰が守るのか?にまで『行政』と

答えてしまいそう(なほど「防災」が「行政まかせ」に

なっている)。

しかし、『あなたの命を守るのはあなた』なのです」

という東大の先生の言葉だった。

行政にできることはもちろんたくさんある。

豪雨災害に関して言えば、

川の支流などにも水位計を設置して監視体制を整えたり、

区域をより細分化してきめ細かく避難情報を出せるようにしたり、

避難所の配置を見直したりと言ったことは、

行政にしか出来ない災害対策だろう。

でも、日頃から避難に必要なものを準備しておいたり、

情報の洪水の中から自分に必要な情報をキャッチしたり

(豪雨のためにテレビが映らなくなるまで、

衛星放送でひいきの野球チームの試合が

見られたりする環境の中でも!)、

家族と連絡を取り合って避難したり、

自分の力では「避難スイッチ」をオンに出来ない

近所の「災害弱者」に声をかけたり、

必要に応じて一緒に連れて逃げたりすることは、

わたしたち一人ひとりにしか出来ないことなのだ。

 

番組の最後に、わたしたち一人ひとりが

今すぐ為すべきことが青い文字で示された。

 

「あなたの住む地区の

ハザードマップを確認してください」

「家族の避難場所を決めてください」

「『警戒レベル4』は

全員が逃げなくてはいけないタイミングです」

 

そして

「あなたの『避難スイッチ』はなんですか」

という文字が出て、番組は終わった。

 

両親と義父は既に他界しているけれど、

今年79歳になった義母は20キロほど離れた町で

独り暮らししている。

インターネットが使えず、しかも耳が遠い。

わたしたちが住んでいる社宅は川や山から遠く、

ハザードマップで見ると割合安全な場所にあるけれど、

義母が住んでいる場所は地盤が弱く、

すぐ近くを小さな川が流れており、安全とは言い難い。

「いざ」となったら車で迎えに行く必要があるだろうが、

往復40キロあり、道が混雑した場合、避難のタイミングを

逸してしまう可能性もある。

それに、義母は「避難なんて、必要ない」と

頑なに拒否しそうだし…。

そこをどうするかが我が家の喫緊の課題だなあ。

 

ドライブレコーダー

連日怒涛の勢いで報道されている、

常磐道で起こった「あおり運転暴行事件」。

怖いですね、本当に。

何が怖いって、わたしはあの男が

怒鳴りながら車から降りて来るところが心底恐ろしいです。

「殺すぞ」とか何とか怒鳴りながら近付いて来る男の口が、

人間のものとは信じられないくらいパカっと大きく開いていて、

まるで相手を丸飲みにしようとする獣みたい。

その上、自分が誰か分からなくするためなのか、

真っ黒なサングラスを掛けているところが

なお一層恐ろしさを倍増させています。

あまりに怖いのでもう見たくない気持ちなのに、

ニュースなどでもどんどん放送されていて…。

 

「自分は関係ない」と思いたいところですが、

わたしは結構安全運転過ぎて(法定速度+10㌔をほぼ厳守)、

常に後ろに車が数珠つなぎになってしまいます。

見通しの良い直線部分で路側に寄り、

後続車をやり過ごしてから走り出すものの、

気が付くとまた後ろに車がずらり…の繰り返し。

今回のあおり運転男が「前の車の運転にイラっとした」的な

ことを言い訳にしているらしいので、

常に後続車をイラっとさせているであろうわたしは

何だか不安になってしまいました。

 

ドライブレコーダーを付けた方がいいのかなあ。

でも、後付けのカーナビを付けちゃった関係上

シガーソケットからはもう電源が取れないだろうし。

1台しかない自家用車は登録から10年以上経過して

そろそろ「おじいちゃん」になって来ているし。

そうかと言って、娘が独り立ちするまでは

とても車を買い替える余裕はなさそうだし…。

 

悩ましいところです。