まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

ひとはひととの関係によって傷つきもし、癒されもするものなのだなあ。

タイトル通りのことにやっと気付きました。
半世紀近くも生きて来て、一体何やってたんじゃい?!
という感じですね。

ひとが怖いからと引きこもっていても、
何にもならないのです。
ネットには恐ろしいほどの数の「傷をなめ合える仲間」がいます。
たとえ、その「仲間」とコンタクト取り合わないとしても、
「世の中には自分と同じような思いをしているひとがこんなにいるんだなあ」
と思えるというだけで、なんと幸せな気持ちになれることでしょう。

でも、それは第一段階でしかないわけで。
そこから抜け出すためには、ひとの世界の中へと
踏み出さなければならないのですね。
深い傷を負わされた、その原因を作ったのも「ひと」なら、
そこから踏み出す勇気をくれるのも「ひと」であり、
自分ひとりでは気付けなかった視点を見つけるカギとなるのも、
また「ひと」でしかあり得ないのだなあ。

とうさんの三回忌を目の前にして、
そんな「ひと」との関係を構築することが出来ました。
思いもよらない出来事を通して、
全く新しい世界のひとたちと知り合うことが出来たのです。

特に、Uさんという、若い女性と知り合えたことはまさに天恵。
わたしだけでなく、わたしの家族全員(もちろん夫もです)、
Uさんの人柄の大ファンになりました。
中でも高校生の娘は「Uさん教の信者第1号」を自任するほどのベタぼれっぷりで。
考えてみれば、わたしにも夫にもあまり友人と呼べるひとが居らず、
親戚づき合いも良くないことから、
娘には少し先の目標に出来るような成人女性のお手本が誰もいなかったのです。
今回の思いがけない出来事を通して、Uさんをはじめとして、
タイプの違う素敵な女性に何人も出会うことが出来、
娘も何となく言動が以前と比べて良い方向へ変わった気がします。

ひとはひととの関係によって傷つきもし、
また癒されもするものなのですなあ。
今さら何言ってるんだよ!と呆れてやってください