まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

L.A.コンフィデンシャルでのラッセル・クロウ

娘にせがまれて「レ・ミゼラブル」を映画館で2回見た。
1回目に見たときは「そんなにひどくもないかな」と感じたラッセル・クロウのジャベール警部役、
2回目に見たときは「やっぱり結構ひどいな」と感じた。
ライブ録音される歌に気を取られてしまうせいか、
演技に集中出来てなかったように感じられたし、
第一歌自体があまり上手くなかったしね。
(確かバンドでボーカルをやってたはずだけど・・・。
ミュージカル俳優にはとても太刀打ちできないレベルの歌だったな。)
 
ラッセル・クロウと言ったら、バド・ホワイト。
初めてラッセル・クロウという俳優さんを知ったのが「L.A.コンフィデンシャル」だった。
アクション映画は苦手なくせに、
ハードボイルドやフィルム・ノワールは結構好きなわたしは、
あの作品が持つ暗い雰囲気に引き込まれた。
そして、「正義」というものの持つ曖昧さの中でもがき、
ともすれば正義そのものを見失ってしまいそうな中で、
ものすごいエネルギーを放ちながら彼なりの「正義」を貫き通す
バド・ホワイトの男っぷりにハートをズキューン!と撃ち抜かれてしまったのだった。
わたしってしょっちゅうハートをズキューン!ズキューン!されてるみたいだ。
他にも古くはハンフリー・ボガート、ジョージ・ペパード、ハリソン・フォード
最近だと「新選組!」の堺雅人などにハートを撃ち抜かれた・・・えへへ。)
あの作品でのラッセル・クロウは本当に素敵だったな・・・。
 
「L.A.コンフィデンシャル」は本当に面白い(という表現は適切でないかもしれないが)作品だった。
ケヴィン・スペイシーガイ・ピアースと言った実力のある俳優さんがしのぎを削る、
ものすごく線の太い、力強い作品だった。
最近、ああ言う作品を見てないな。
SFXを駆使した近未来の地獄絵図を見せられるのはもう沢山なのにな。