まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

昔はニコラス・ケイジが好きだった。

新作映画の予告が入るたびに、
どうしても御髪にばかり視線が行ってしまうニコラス・ケイジ
・・・昔は大好きだったんだけどな。
 
わたしが大好きだった作品は、
「バーディ」と「月を追いかけて」。
「バーディ」はニコラス・ケイジを初めて知った作品だった。
ベトナム戦争で顔に重傷を負いながら、
心を病んだ親友の心を開かせに行く・・・という、
とても難しい役どころだった。
現在の場面では顔のほとんどに包帯を巻いてたけど、
親友と過ごした頃を回想する場面では、
本当に「いいヤツ」って言う感じの素敵なお兄さんぶりで、
当時大学生だったわたしのハートは一瞬にして撃ち抜かれてしまったのだった。
「月を追いかけて」は多分日本未公開作品だったと思う。
ニコラス・ケイジが好きになっちゃって、
出演作品を探してた時にビデオ屋さんで見つけた作品。
まだこちらも「お兄さん」だったショーン・ペンと共演していた。
この作品でのニコラス・ケイジは彼女を妊娠させちゃったり、
出征する前に(こちらは第二次世界大戦の頃の話)刺青を入れようとしたりと、
ちょっとダメダメなヤツ役。
一方ショーン・ペンの方はダメダメな相方の尻拭い役のまじめなお兄さん。
この作品は「誰かを好きになって恋するってこういうことだよ!」というのを、
とても自然に描いていて大好きだったなあ。
是非もう一度見たいと思ってるけど、
DVD化はされてないようで残念。
 
この2作品でのニコラス・ケイジはすごく素敵だったんだけど・・・。
その後どんどんイタリア系らしく濃ゆい感じのおじさんになって行ったのが残念。
月の輝く夜に」もわたしは苦手な作品だったし。
アクション映画もあまり好きじゃないし。
そんな訳でニコラス・ケイジは思い出の中だけに留めておきたい俳優さんになっちゃったのだった。
 
※「月を追いかけて」はDVD化されてるようです。
  Ama〇onで大安売りされてました。