まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

イワシ蒲焼缶を使った10分カレー

時々、お料理関係の仕事のお手伝いをしています。
「出来るだけ安い材料を使って、鍋1つで出来る、
身体に良くて手軽で美味しい料理」と言う条件を
出来る限り満たす献立を考え、
試作・試食してレシピを固定し、調理実習で
様々な困難を抱えた方と一緒に作って食べる、という感じの仕事です。

もちろん、全てオリジナルアイディアでは難しいので、
料理本やインターネットなどでアイディアを拾い、
時短と簡略化のための工夫を加えたり、
材料を変えたりしてレシピを作っています。

今日ご紹介するカレーは、残念ながら「ボツ」になったもの。
イワシの缶詰を使わない献立に変更したため)。
でも、とても安い材料を使って、手軽に鍋1つで出来ますし、
調理時間わずか10分くらいなので光熱費も節約出来ますし、
なかなかに美味しいので、ご紹介しようと思います。

イワシ蒲焼缶を使った10分カレー~
 材料(一人分)
   イワシ蒲焼缶詰 1缶
   トマト  1個
   おろししょうが 大さじ1(チューブ入りでもOK)
   カレー粉  小さじ1~(辛いのが好きな方は増やしてもOK)
   カレールウ  中辛のもの 1かけ
   みそ  小さじ2分の1
   調理酒 大さじ1
   水  130㏄
   オリーブオイル(サラダ油)  各適量
 作り方
   1. トマトはよく洗い、ヘタを取って皮付きのままざく切りにする
   2. フライパンを中火にかけ、オリーブオイル適量を入れたらトマト、おろししょうが、カレー粉を加え、
     焦がさないように混ぜながら2分ほど加熱する
   3. イワシ蒲焼缶詰の中身を 加え、缶の中を調理酒で洗うようにしてたれも残さず加える
   4. 分量の水を加えて沸騰させ、沸騰したら火を弱めて3分ほど煮る
   5. 一旦火を止めてカレールウを加え、よく混ぜて溶かしたら弱火で3分煮る
   6. 仕上げにみそを溶き入れて出来上がり。

出来るだけ安い材料を、ということでイワシ蒲焼缶を使いましたが、
もちろん、サンマの蒲焼缶でも作れます。
また、「ニオイが付いても大丈夫」と言う方は、
おろしニンニク少々をプラスしてもいいと思います。
トマトの皮が気になる方は、洗ったトマトのヘタの部分に
長めのフォークを刺し、ガスの火であぶると皮に亀裂が入りますので、
そこから剥いてください。
また、もし半端に残っている大葉があれば刻んで、
カレーを盛り付けたあと仕上げに散らしても美味しいです。

元々はネットで見た、サンマ蒲焼缶だけを使うレシピでした。
イワシ蒲焼缶に替えて作ってみたら、生臭くて…。
Ver.2はトマト+カレー粉、
Ver.3はさらに仕上げの味噌、と工夫を重ねた結果、
当初の生臭さが相当緩和され、食べやすいレシピになったと思います。

驚くほど簡単にできますので、
是非試してみてくださいね!