まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

図書館戦争を見た

最近急速にオタク化している娘に誘われて、
図書館戦争~革命のつばさ~」を見てきた。
 
見終わって感じたこと。
作りが雑すぎ。
図書館戦争、というのは何冊かに分けて文庫本が出ているお話らしく、
この映画はその最終決戦みたいな部分だけ取り出したものらしい。
(見たことがなかったが、アニメも放映されていたらしいし。)
わたしも娘も原作もアニメも全く見たことがない状態でこの映画を見たのだが、
もう悲しいくらいに置き去りにされた。
話が全く見えない。
図書隊と良化隊とでまるで内戦みたいな状態になってるけど、
どちらも政府の正式な組織って一体どういうこと?
日本の国は内戦状態になってるって前提?
その割にはみんなごく普通の市民生活を送ってるみたいだけど?
その他にも「ここが穴です」みたいなところがあまりに多すぎて、
見始めて最初の30分で相当イヤになってしまった。
 
そんな出来なのに、アニメや原作のファンにとっては感動ものだったらしく、
隣りの席にいた高校生らしき女子二人組は途中いちいち
「この台詞が聞けてチョー感動!」とか言いながらズルズル鼻水をすすっていた。
話を知ってるファンだけしか楽しめない内輪受け映画。
これを「作りが雑」と云わずして何をか云う。
 
恒例の「この映画を野球に例えると」は・・・。
野球を見に行ったつもりが、なぜだかラグビーの試合だった。
ルールも全く分からず、完全においてけぼりを食らった感じ。