まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

桃のマリネ

和歌山県に住む知り合いが毎年白桃を送ってくださる。
今年も届いたのだが・・・傷んでいた。
通常便での配送だったため、
受け取った時には段ボール箱が「熱い!」と感じるほどになってたせいだろう。
配送業者に一応連絡したけれど、
「通常便ですから・・・。損害賠償等には応じかねます。
何でしたら、桃を発送した生産者に連絡してください」って。
別に損害賠償云々じゃなくて、年々歳々暑さが増す中での配送だから、
たとえ通常便で冷蔵車を使わないとしても、
生鮮食品の配送には工夫が必要になってることを知って欲しかっただけなのに。
いかにも「コールセンターで訓練を積み、
クレーマーへの対応には慣れてますから」的な対応にちょっとガッカリしてしまった。
(黒いネコマークとか、飛脚マーク、くちばしの大きな鳥のマークなどの業者ではありません)

さて、傷んでしまった桃。
いつもの年はただ皮を剥いて食べるのだけれど、どうしよう?
クックパッドなどで検索して、とりあえず傷みの激しい2個を「マリネ」することにした。

作り方はすごく簡単。
・桃は優しく水洗いして産毛を取ってから皮を剥き、食べやすく切ってボウルに入れる。
・レモン汁と砂糖適宜を振りかけて全体を混ぜる。
・好みでリキュールを入れる。
・冷蔵庫で冷やす。
・・・と、たったこれだけ。

うちは全員超甘党なので、お砂糖はしっかり甘くなるくらい入れた。
そして、カルヴァドス少々を振りかけて(未成年者も居ますが・・・てへ!)冷たくし、
ガラスの小鉢に入れて風呂上りに出してみたところ・・・。
例年「あんまり桃って好きじゃない」と言ってた娘まで、
「何これ、すごく美味しい!」とパクパク。

小さい子供さんがいるお宅ではリキュール抜きでOK。
かけるリキュールは、あればクレーム・ド・ペシェ(桃で作ったリキュール)がいいらしいけど、
無ければキルシュでも、ブランデーでも。
たとえ美味しくない桃でも、すごく美味しくなっちゃうらしいので是非お試しを。