まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

天気がいい日には・・・。

老人ホームへボランティアしに行って来た。
わたしたちメンバーはたった3人、
利用者さんたちはざっと見たところ30人近く。
「大丈夫、わたしたち、一人が5人分くらいなんですから!」
とにこやかに進行役のKさん。
内心「大丈夫かな?」と青ざめるわたしとTさん。

まずはいつもの「あいうえお笑い」から。
担当は毎回わたしである。
笑いの効能を分かりやすく説明してちょっと笑ってもらったところで、
いつも通りお手本の時間
あーはっはっは!と大音声で笑うと・・・。
「もう一回!」
驚いたことに、お手本にアンコールの声。
途端に、会場内にどっと笑いが起こった。
「わあ、今日は反応がすごくいいなあ!」
肝心の「あいうえお笑い」も、大きな笑い声ととびっきりの笑顔、笑顔、笑顔。
初っ端で楽しさ満点!という雰囲気になった。

今日はその後の歌も、手遊びも、じゃんけん大会も、
全て大盛り上がりだった。
恒例のシメである「幸せなら手をたたこう」の曲でメンバーが握手して回ると、
皆さん口々に「楽しかった、いつも待ってるんだからね!」「また楽しみにしてるよ」・・・。
職員さんたちに車いすを押してもらってそれぞれのユニットへ帰る間も、
楽しい空気がいつまでも消えずに残っていた。

活動終了後、メンバーで集まって反省会。
「今日、すごく良かったよね。
どうしてだったのかな?やったことはいつも通りだったよね?」
いろいろと考えた挙げ句、出た結論は
「お天気が良かったから」だった。
高齢者の体調はお天気と実は密接に関わっている。
肌寒い雨模様の日などは、今日と反対で反応がとても悪いことが多い。
老人ホームの中は常に快適な環境に保たれているのにも関わらず、である。

人間の身体って不思議だ。