まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

久しぶりに病院へ予約

とうさんが亡くなったあと、確か1、2回は行ったけど、
あとは精神科へ行かずに頑張っていた。
でも、そろそろ限界のようだ。
 
朝、とにかく起きられない。
7時ちょっと過ぎにはお弁当を持って出勤する夫のために
どうしても早起きしてお弁当を作らなければならないのに、
起き出すことが出来ずにグズグズしてしまう。
目が覚めないのではない。
目は覚めているのだけれど、起き上がることがどうしても出来ないのだ。
しなくてはならないこと、考えなくてはならないこと、
そういったことが波のようにうわーっと頭の中に押し寄せて来て、
「とても無理。こんなにいろいろ出来ない」と朝から絶望感でいっぱいになる。
そうは言ってもお弁当代を渡す余裕はないから、
頑張って起き上がり、昨日のうちに茹でておいたほうれんそうともやし、
それに残っていたちくわを豆板醤と醤油とごま油で味付けしたものと、
あとは冷凍食品を解凍して扇風機で急激に冷ましたものとを詰め合わせ、
「粗末なお弁当で申し訳ない」と心の中で謝りながら夫を送り出す。
娘に「7時だいぶ過ぎたよ」と声を掛けるが、元気な時のようにおどけたりすることは出来ない。
娘もむっつりと無言で起き出し、着替えてご飯を食べに来るが、
何一つ話しかけることが出来ない。
「どうしよう、お母さん様子が変だと思われちゃう。
受験生を動揺させてはいけない。何か話さなくちゃ」とは思うものの、
一体何を話したらいいのか、それがわざわざ話す値のあるものなのか、
そんなことを頭の中でグルグル考えているうちに、
いたずらに時間だけが経ってしまい、「ごちそうさま」と娘は席を立ってしまう。
今朝も娘と言葉を交わすことが出来なかった。
一日中このままではない。
夕方辺りになると少し気分が良くなって来て、近所の店まで買い物に行ったり、
帰って来た娘に声を掛けたり一緒に「ちりとてちん」を見たりも出来るようになる。
でも、朝から午前中はどうにもならない。
(だから専業主婦がこんな時間にブログなど更新出来ているわけですね。
それにしても、すさまじいミスタッチでこんな文章を考えて打つのにも時間がかかっていますが)
 
毎年秋が深まる頃になるとうつ状態になる「季節性うつ」、
そしてもうあとわずかに迫ったかあさんの1周忌。
その二つが相乗効果を生んでいつもの秋より早いペースで具合が悪くなっているようだ。
とうさんが亡くなったあと、ずっと会わずにいたねえさんとも顔を合わせなければならない。
正直言って会いたくないけれど、まさか実の娘が母親の1周忌を欠席と言う訳には行かないし。
 
とにかく、今日の午後の診察ということで病院に予約を入れた。
「いやいや、ホントにお久しぶりですなあ。
いかがお過ごしでしたかな、この5か月ほどの間?」
いつも陽気な笑顔のドクターに会って、何とか元気になれる方法を聞いて来ようと思う。