まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

今さらながら・・・ありがとう、楽天!!!

楽天が、日本一になった・・・。
信じられない。
あの、弱小チームが。
何年か前、パ・リーグ2位になった時だって、
仙台では「いい夢をありがとう!」と大盛り上がりだったっけ。
 
みんな、楽天が大好きなんだよ。
だって、仙台市民はロッテに裏切られた苦い経験があるからね。
わたしが小学生だった頃、男の子たちはほとんど全員が(と言ってもいいくらいだった。
なぜなら隣の小学校の学区内に宮城野球場(今のKスタ宮城)があったから)
ロッテオリオンズ友の会に入っていて、みんな星のマークが付いた野球帽をかぶって登校していた。
本当にロッテが好きで、一生懸命応援していたのだ。
だから、ロッテがあっさり本拠地を千葉に移した時にはみんなものすごくがっかりしたものだ。
千葉ロッテマリーンズがなかなか優勝出来ないのは、
仙台市民の恨みを買ったせいもあると思う。
東北人は結構執念深いからね。)
「東北地方だから見捨てられたんだね」
「東京から遠いもんね」
「田舎だしさ」
そんな卑屈な気持ちになったし、もう二度と仙台に野球チームは来ないものとあきらめていた。
それが・・・楽天が来てくれた!
もう、出ると負け、みたいな弱い弱いチームだったけど、
みんなプロ野球のチームが仙台に来てくれたということだけで嬉しくて嬉しくて、
勝っても負けても「よくやった!」と応援してきたのだ。
Kスタ宮城で試合があるときには、老若男女、本当に老いも若きも、
応援グッズを持って宮城野通りをいそいそと応援しに向かう。
実家が宮城野通りからほど近かったわたしは、
実家に帰るたびにそんなファンの姿を目にして来た。
文字通り地元密着型のチームだったのだ、楽天は。
 
だからこそ、東日本大震災後の慰問活動も、
本当にみんなのことを勇気づけることが出来たのだと思う。
通りすがりみたいな、縁もゆかりもなかったスポーツ選手たちも沢山慰問にやって来た。
そういう人たちが来てくれるよりも、
ずっと自分たちが応援していたチームの人たちが、
今度は困っている自分たちを応援してくれている、ということの方が、
みんなの心に強く響く行動だったように思う。
 
スポーツは好きじゃないけど、今回ばかりはこの場を借りてお礼を言いたい。
楽天のみなさん、素晴らしい夢をありがとう!!!