まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

震災後2年、何が起こっているんだろう。~その2~

わたしのふるさとは仙台。
親戚のほとんどが仙台周辺に住んでいる。
昨年の夏からわたしは葬式に出るために
何度も仙台へ帰った。
 
まず、85歳でおばが逝った。
そして、74歳でおじが逝った。
76歳で母が逝った。
93歳でおじが逝った。
82歳で父が逝った。
ほんの9か月ほどの間に、
本当にバタバタと。
せっかくあの震災を生き延びたのに、
ここへ来て力尽きたかのように次々と。
余震の影響もあるだろうとは思う。
仙台では未だに時折大きな余震があるらしい。
地震に限って言えば、
あの恐怖は人間の本能に根差したもので、
理性によって克服するとか慣れるとか、
そういうことはまず期待できないものだから。
 
でも、もしかして、もしかすると、だけど、
人間で言えば一番弱い人たちに
「何か」の影響が出てるんじゃないのかな。
それが、高齢者の命を奪っている可能性はないだろうか?
だとすると、ほかに弱い人たちと言えば・・・?
 
これは、本当に「風の谷のナウシカ」になっちゃうのだろうか。
あの物語の中では、
子供がなかなか生まれず、
しかも生まれた子供は弱くてなかなか無事に育たない世界が描かれていたけれど。
 
「あの頃、あんなことを考えて暗くなったりもしてたけど、
ただの杞憂だったよなあ。」と、
数年後笑い話になればいいのだが。