まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

日本のあり方について、専業主婦が考えてること

日本の周囲がきな臭くなってきた。
しかも、領土をめぐる問題。
人間も動物だから、「なわばり」を荒らされた、と感じると大変なことになる。
・・・いやーな予感。
さらに悪いことに、領土問題の相手の中に中国が入っている。
非常に良くないと思う。
 
中国の人口は13億人。
世界の人口は70億人。
単純計算しただけで世界の人口のおよそ2割が中国人。
華僑として、中国以外の国に住んでる中国人まで数えたら、
下手すると世界の人口の3人に1人は中国人だろう。
加えて、中国は世界中のさまざまな資源をいつの間にか押さえてしまっていた。
オセロゲームで言えば、知らないうちに四隅をみんな中国に取られてた感じ。
先進国が金儲けの相手と見ず、相手にしてなかったアフリカの国々なども、
いつの間にか上手に自分の味方に引き入れている。
さすが、4千年の歴史を誇る国は、やり方が非常に上手い。
 
それに引き換え日本はどうだろう。
人口は減少局面にさしかかっている。
資源もなく、食料自給率も非常に低い。
一旦紛争に巻き込まれたら、正直言ってアメリカ頼み。
25年前の勢いはどこへやら、今では影が薄い国に成り下がっている。
国の中では政治家同士が争い、落ち着いて政策を実行できそうな人など全く思いつかない。
「ご一新」を目指して総理の首をすげ替えても、誰かが必ず足を引っ張る。
それをマスコミが面白おかしくあおりたて、国民はそれに乗せられる。
外から日本の国を見れば、隙だらけ、「今がねらい時」と思われたって何の不思議もない体たらくだ。
貿易頼みの日本に嫌がらせのような円高基調、企業は「経費削減」をうたって国外に出て行ってしまう。
大企業はあるはずなのに、関連の雇用が発生するのは国外で、という空洞化現象。
さらにさらに、国民にとって死活問題に直結する水源地を、
実は中国資本が買いあさっていた、という衝撃的な問題もある。
「もっと儲けさせろ!」「バブルの頃の繁栄をもう一度!」
国内がそんなくだらないことでガタガタしてるうちに、
日本は「チェックメイト!」を宣言される一歩手前になってしまってたのだ。
 
国際政治学者とか、政治評論家とか、そういう人たちは一体何をやっていたのか、と思う。
これじゃ「地震予知学会」とまるきり同じじゃないか。
 
人口も先細りの国ではもう右上がりの経済成長なんて二度と望めない、
と誰かはっきり言ってくれよ、と思う。
そうじゃないと誰も夢から覚められそうにない。
その上で何とか安定した水平飛行を目指すのが一番いいだろう。
経済のことだけじゃなく、国内外の政治の上でも水平飛行を目指すのがいいと思う。
そのために参考になるのではないか、と思うのが、
ほぼ日刊イトイ新聞」の対談企画で原丈人さんがおっしゃっていた、
「世界の中で日本にしか出来ない、という存在」という国のあり方だ。
液晶テレビでの無残な敗北を見ても分かるとおり、簡単に真似されるようなものでは、
もう台頭する途上国に太刀打ちできない。
そして、諸外国の中にはあからさまに日本のお家芸を狙い撃ちしている国がある。
その中で優位性を保ち続けるのは非常に困難だろう。
 
どうしたらいいのか。
東芝の創業者であるからくり儀右衛門は、「何でもつくります」の看板を掲げたという。
今こそ日本中の技術を結集して、「何でもつくる国」を目指したらどうだろう。
企業単位でやろうとするからスケールが小さくなるのだ。
企業の垣根を取っ払ったら、本当にフレキシブルに、「何でもつくれる国」になれるのではないか。
東日本大震災で、世界の中でも日本人は特に「協力し合う力」を強く持っていることが証明されたのだから。
他の国では、企業の垣根を越えて協力し合う、ということは実は非常に困難なのだ。
そこを逆手に取って日本の強みにしていけばいい。
そうすれば「日本にしか出来ない仕事」が出来る国として、
国際社会の荒波もどうにか乗り切っていけるのではないだろうか。
そしてもちろん、食料自給率を高めるために国民には「徴兵制」ならぬ「徴農制」を敷く。
誰もが自力で食料を作れるようにしておかないと、
これからやってくるであろう食糧危機の時代を生き延びていけなくなると思うからだ。
 
専業主婦の浅知恵ではこれが限界。
笑いたい方は笑ってくだされ。
 
何にしても、中国の挑発に乗っては絶対にいけないと思う。
尖閣諸島に上陸、なんて軽はずみなことした方々、
自分たちがやったことの意味がちゃんと分かってるのだろうか?と問いたい。
日本から強制送還されて英雄扱いされて帰国した人々には13億の後ろ盾と、
アフリカなどの国々(国連では1票ずつ持ってます)が付いてるのだ。
だから彼らはいくら挑発行為を行っても大船に乗ったつもりで安心していられるのだろう。
中国自体が今は追い風を受けて順風満帆そうに見えてる時期だしね。
それに対抗しようだなんて愚かしいことはやめた方がいいのでは?
今は肉を多少切られたとしても、骨を守る方が賢明というものだと思うが。