まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

シーズン5を待ってるぜ、タイムスクープハンター!!!

TSHのシーズン4がおととい放映分で終わってしまった(泣)
近頃のテレビはちっとも面白くないので、
TSHが終わり、坂道のアポロンが終わっちゃうと、
毎週欠かさず見る番組がなくなっちゃうなー。
 
それにしても、今シーズンも最高に面白かった!!!
わたしはうっかり第1回だけ録画し忘れちゃったけど、あとは全部見た。
どれもこれも面白かったけれど、
中でも印象深かったのは、「辻斬りを阻止せよ!」と
「屁負比丘尼」、「鉄火裁判」、「海賊島の戦い」かな。
その4本は見終わってからなんだか泣けてきて仕方がなかった。
特に、辻番の八兵衛さん!
「年寄りってのは、忘れっぽいもんなんでございますよ。」
・・・くう~っ、泣かせる~っ!!!
それから、海賊島の戦いのリアリティにも、本当に感服した。
戦を扱ったドラマとか映画とか今まで沢山見て、
なんか分かったような気になってた自分を恥ずかしく思ったね。
鉄砲の玉が当たって、声もなくただ倒れていく者たち。
ドラマみたいに虫の息で感動的な台詞を言う、なんてことは皆無。
さっきまで元気にしていた人が、たった玉1発当たっただけで、
次の瞬間にはむくろになって倒れてる。
副官だろうが、なんだろうが、関係なしに。
・・・ショックだった。
そして、主人公(ああ、名前を忘れてしまった!「鬼」が付く名前だったはず。)の言葉。
戦記ものなどは、勝者が事実を歪曲して書いたもの。
兵法書だって、所詮は机上の空論でしかない。
本物の戦は、ただむごくて、悲惨なだけなのだ。
これが、本物の戦なのだ、という意味のことを言う。
・・・じーんと来た。
彼が、後の戦で壮絶な討ち死にを遂げた、という終わりのテロップで、号泣。
 
たった30分の番組なのに、ものすごい充実感。
そして、学校で歴史を習っていたときには感じることが決してなかったことだけれど、
昔の人たちも、血が通った人間だったんだな、
そこには喜怒哀楽があり、普通の営みがあったんだな、という新鮮な驚き。
素晴らしい。
ブラボー!ブラボー!ブラボー!
 
NHKは堕落した、とかいろいろ言う人もいるみたいだけれど、
わたしは、NHKを応援してるよ。
できれば、「アルクメデス」をスペシャルででもいいから、復活させて欲しいな。
とりあえず、また大変な事態に巻き込まれたらしい沢嶋さんの無事を早く確かめたいです。
シーズン5を首をながーくして、待ってるぜ!