まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

母の気持ち

我が家の姫さまは現在大学3年生。
「アート」っぽい勉強をしております。

姫さまの毎日は、とにかく課題、課題、課題、課題。
入学してから現在に至るまで、ずーっと課題の波状攻撃にさらされております。
提出期限が迫ると、ほぼ徹夜状態が続き、
アパートの部屋に転がってほんの1、2時間仮眠を取り、
ひたすら課題に向き合う、という生活。
食料品などの買い物に出る暇も無くなってしまい、
実家から送っているレトルト食品や冷凍した食品などを
レンジでチン!して食べれば上出来、
「カロ〇ーメイト」の類を齧りつつ必死で制作していたはずが、
気付いたら「寝落ち」してしまっていて青ざめる…
というような日々が常態化しております。

そうやって入学からあっと言う間に2年間が過ぎ去り、
3年生の1学期も2か月が過ぎようとしています。
同級生たちにも焦りがあり、「何も出来るようになってないのに、
もうこんなに時間だけ経っちゃったよねえ」
「どうしたらいいんだろう」
というような会話が交わされているそうです。
入学当初から明確に目標が定まっていた子たちと、
ふんわりとした目標しか持っていなかった子たち(姫さまはこちら)との間で、
いつの間にか大きな差が生まれてしまっていたようで…。

親としても、本当は内心不安なのですが。
不安が募った時には、音楽をかけながら一心不乱に台所で作業して
お惣菜や野菜などをフリーザーバッグに詰め込んで送ってやったり、
電話で他愛ない話をしたりすることくらいしか、
母にはしてやれることがないのです。

歯が生えるのがちょっと遅いとか、
お座りがぐんにゃりしてしまうとか、
引っ込み思案でちょっと神経質な性格だとか、
そんなことで一喜一憂出来ていた頃がちょっと懐かしいなあ、
お子たちを自転車に乗せて幼稚園に通っていた頃に戻れたらいいのになあ。
「ばあば」だの「ばあちゃん」だのと園児たちから呼ばれつつ、
そんな気持ちになってしまう母なのです。