まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

とにかく考え続けようと思います

このところ、仕事の上司との間に
小さな意見の衝突が起こりがちになり、
週末になると精神的にガクッと疲れてしまっています。

わたしが今働いている団体は、ある共通の理由から
支援が必要になっている方たちのお手伝いをしています。
その方たちの主義主張は、従来緩やかに「A派」と「B派」とに分かれていたのですが、
最近その対立傾向が激しくなって来ているように感じています。

わたしたち「支援者」の仕事は、主義主張の違いに関係なく要支援者のお話を聞き、
使える社会資源につなぐことなのですが…。
最近支援者の集まり自体が、「A派」に明らかに偏っている感じで。
ゲストスピーカーとして呼ばれる要支援者も、
集まりに参加する支援者も、「A派」サイドとして知られた人たちが
大勢を占めるようになって来ました。

その方たちのお手伝いを始める時点で、わたしたちは
「どちらの主義主張にも偏らず、誰からも丁寧に話をお聞きし、
使える資源につなぐことだけを考えていこう」と決めたのです。
でも…。
上司は支援者の集まりに行くたびに、どんどん「A派寄り」になりつつあります。
今まで何とか中立の立場を通してきたことで、
主義主張の違いなく、要支援者からも支援者からも信頼してもらって来たと言うのに…。
「A派」には、良くも悪くも「アピール」が上手な人たちが多いのです。
存在自体が派手だと言うか、目立つと言うか…。
地味に地道に支援しているところは、確かにその人たちの陰に隠れてしまいがち。
それに上司は耐えられなくなって来たのかもしれません。

昨日も上司と「小競り合い」になってしまいました。
半ば公的な立場で支援を行っているわたしたちは、どちらか寄りになるべきではない、
とわたしは思っているのですが、上司は
「そんなことはない、むしろ今までが間違っていたのだ」の一点張りなのです。
まあ、市民活動の世界で長らく仕事をして来た上司から見れば、
わたしはずっと専業主婦だった「もの知らず」のパートタイマーに過ぎない訳で。
何を言ってみたところで、「それって栗ちゃんの個人的な考えだよね?」
と鼻先でふふんと笑われておしまいなんですよね、ちょっと悲しいけれど。

何が正しくて何が間違っているのか、よく分からないなあ…
と思うことばかりの日々が続いています。
正解は分からないけれど、とにかく考え続けていかなければ、
思考停止に陥らないようにしなければ、と思う毎日です。