まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

小林麻央さん、安らかに。

ガンで闘病する日々をブログで伝え続けた
小林麻央さんが亡くなられたそうだ。
享年34歳。
歌舞伎俳優市川海老蔵さんの妻としても、
まだまだ幼い二人のお子さんたちの母としても、
道半ばで夭折なさったことを悲しく思う。

だけれど、真央さんご自身は
BBCへ次のような文章を寄せていたそうだ。

「人の死は、病気であるかにかかわらず、いつ訪れるか分かりません。
例えば、私が今死んだら、人はどう思うでしょうか。
『まだ34歳の若さで、可哀想に』『小さな子供を残して、可哀想に』
でしょうか??
私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、2人の宝物を授かり、家族に愛され、愛した、
色どり豊かな人生だからです。
だから、与えられた時間を、病気の色だけに支配されることは、やめました」

ブログの最後の更新は亡くなる3日前の20日
オレンジジュースを飲んだことを綴ったものだったそうだ。
最後の時まで「病気の色だけに支配される」ことなく、
家族との時間を重ねて行こうとなさっていたのだろう。

海老蔵さんも以前とはだいぶ変わられたように見える。
NHKで最近拝見した海老蔵さんは心労のためか少し痩せられたようだったが、
非常に穏やかな表情の「大人の男性」になられたように感じた。
良からぬ輩とのトラブルに巻き込まれ、
顔にひどい怪我を負って会見した数年前と同一人物とは思えないほどに。

それにしても・・・。
若い方が亡くなるニュースはやっぱり悲しい。
残された家族も若い分立ち直る力はあるだろうけれど・・・。
嬉しそうにランドセルを背負って小学校に入る姿、
中学生になってちょっと生意気になった姿、
高校生になってだんだん大人っぽくなっていく姿・・・。
子供たちのそういう姿を見ることなく亡くなったことが
とてもとても悲しい。

真央さんの魂がどうぞ安らかでありますように。