まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

21年ぶりに働き始めました。

うつ病関連の薬を完全に止めて2年。
21年ぶりに働き始めました。

カウンセラーの先生に以前から
「生活にリズムを持たせるためにも働いた方がいい」
と勧められていました。
実際結婚式場へ面接を受けにも行ったのですが、
「白髪もメガネもうちではご法度。
女性としての自覚が無い方は雇えません」と門前払いされまして。
その後義父の様子がおかしくなり、職探しする余裕がないまま・・・。

先日思い立ってハローワークへ行ったところ、
歩いて行ける距離で皿洗いの仕事を見つけました。
下宿みたいな場所で、夜2時間ほど夕食の後片付けをする仕事です。
夫に黙って紹介状をもらい、面接を受けました。
そして、めでたく採用となったわけです。

夫には事後承諾の形で話をしました。
夫は、とにかくわたしが外で働くことに大反対なのです。
カウンセラーの先生に勧められたと説明しても、
「カウンセラーの先生にあなたの何が分かるの?
俺は学生の頃からあなたを知ってるんだよ。
あなたは、仕事での人間関係のストレスに耐えられない人だから」。
そして、
「掃除は、実は女性同士の人間関係のドロドロがひどくて、
内部でいじめみたいなのがあるからダメ。
スーパーのレジ打ちは残り物の商品を売りつけられるからダメ。
それから・・・」と、殆どの仕事にダメ出しされました。

夫は、わたしが家で引きこもりみたいな生活をしていることも、
美大進学を考えている娘が居てお金が必要なことも、
もちろん知っているのに、そんな風に言うのです。
そして、義父のことも義母のことも悪口しか言わず、
「とっとと死んでもらいたい」などと言っているくせに、
「金が必要なら、うちの親に出させればいい」なんて言い放つのです。
わたしたちの最初の子どもが生まれた時、夫は
「子どもなんて犬畜生とおんなじだ。
殴らなきゃ、何も分かるようにならない」と恐ろしい言葉を吐いたのですが
(そして、実際上の子に対してはそのとおりの接し方をしたのです)、
残念ながら、いろいろな出来事があるたびに、
段々と夫のことが嫌いになって行くような気がします。

初めて食洗機を使って洗い物をし、食器を拭いて片付けて、
シンクを全部きれいに洗って拭いて、食洗機のパーツも外して洗って元通りにし、
床をきれいに拭いて、使ったふきんやタオルを洗って干して・・・と、
必死で2時間働いて初日の仕事が終わりました。
夜9時半、帰宅すると、夫はゲームをしていました。
「ただいま」「おかえり」・・・あとはまたゲーム、ゲーム、ゲーム。
「どうだったの?」とかひと言も聞くことなく完全に黙殺。

まあ、仕方がありません。
週に5日、1ヶ月働いて2万円とちょっとにしかなりませんが、
21年ぶりに働くんですから、初めは慣らし運転で行くしかありませんものね。

「もっと働こうだなんて欲を出さないのが身のためですよ」
夫にはそう言われてますが・・・子どもたちの学費が必要なんですから。
親頼みはしたくないのですよ。