まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

性犯罪者へのGPS装着を導入すべき時では?

寝屋川市で起こった中1男女殺害事件。
「鬼畜」という言葉しか知らない自分が悲しいくらい。
殺された子たちの親御さんたちにもいろいろ問題はあったようだが、
それにしても、あんな形で子供を失うことになるのは気の毒過ぎる。

メディアでは山田容疑者についての報道が延々と続いている。
今の段階ではまだ飽くまでも「容疑者」であって、
まだ「犯人」と確定したわけではないのだから、
冷静な視点を持ち続けなければならないとは思う。
(松本サリン事件の教訓をメディアは忘れたのだろうか?)

しかしながら、子を持つ身としては、今回の事件を他人事とは思えないのもまた事実で。
一体どうしたら、大切な子供を犯罪から守れるかを考えずにいられない。

数年前、宮城と大阪で性犯罪者へのGPS装着を義務付ける条例が検討されたらしい。
しかし、「人権」を理由に、条例が施行されることはなかった。
だが、本当に「人権」を考えるなら、GPS装着が性犯罪者を守ることも起こりえるだろう。
通常、性犯罪が起こった時、
真っ先に捜査線上に浮かぶのは似た手口で罪を犯したことのある者。
しかし、GPSを装着していれば、「やっていない」という動かぬ証拠にもなるのだ。
そして、もちろん、GPSが犯罪を抑止する効果も期待出来る。
実際性犯罪者に対してGPS装着が導入されている韓国や、アメリカの一部の州などでは、
性犯罪の再犯率が大幅に下がっているそうなのだ。

我が家では東京に転居が決まった時、
「ココセコム」を子どもたちに持たせることにした。
息子の分はすでに解約したが、
高校生の娘の分は契約を継続している。
部活にしては帰りが遅い時など、位置情報を検索すると、
娘がどこにいるかがPCで確認出来るし、
娘が万が一危険を感じた時には、
小さな端末に付いているボタンを押すだけで、
警備会社に通報され、即座にセコムの人が駆けつけてくれるらしい。
・・・とは言え、イザと言う時にどれだけ実際役に立つかは全くの未知数で。
でも、そんなものにもすがりたくなるくらい、子を持つ親は不安なのだ。

それにしても・・・。
中学生二人を、どうやって車に乗せて連れ去ったんだろう。
男の子二人ならまだしも、女の子もいたのに、一体どうやって?
警察官を装ったのだろうか?
「家出している」という負い目から、二人はおとなしく車に乗ってしまったんだろうか・・・。