まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

とりあえず、新幹線では検札を、かな?

この春、東海道新幹線に久しぶりに乗る機会があった。
娘は初めての東海道新幹線
車掌さんが「切符を拝見」をしに来たので、娘はとても驚いていた。

そう、わたしたちにとって一番馴染み深い東北新幹線では、
検札は一切行われていないのだ。

切符は自動販売機で買い、
自動改札を通って新幹線に乗り込み、
また自動改札を抜けて出るだけ。
車内販売を利用しない限り、
生身の人間と言葉を交わすことはない。

昔は・・・。
切符は窓口で駅員さんから買ってたし、
改札にはハサミをリズミカルに鳴らしながら駅員さんが立ってて、
通るお客さんに会釈しながら切符にハサミを入れていたし、
特急の車内でも検札があって、「切符を拝見」と言いながら車掌さんが回って来てた。
様子のおかしな人をチェックするためではなかっただろうけれど、
結果としてチェック機能が働いていた部分はあっただろう。

人件費を削減するために、
鉄道だけでなく、どこもかしこもオートメーション化されてるし、
コンビニやファーストフードの店員さんたちみたいに、
生身の人間のはずだけどまるで機械みたいな対応しかしないということもあるし、
なんだかあっちもこっちも人と人とのつながりが、
すごく薄くなってしまってる気がする。
それは、地域社会での絆、みたいな大がかりな話だけでなく、
こんな社会の枝葉末節に至るまで、
とにかく冷たくて人とのつながりが希薄になってしまってるのが現実。

新幹線での焼身自殺事件を受けての対応に苦慮してるらしいけど、
まずは新幹線全線で検札制度を導入した方がいいんじゃないかな?
あとは、車掌さんとは違うけど、
笑顔で車内を巡回してる人(実は笑顔で車内をチェック)を置くとか。
何かあったら、持ってる端末ですぐ通報出来るようにして。
車内販売のお姉さんにも、さりげなく車内の様子をチェックしてもらうのもいいかも。
(車内販売のカートにごく小型のカメラを付けておいて、
車内の様子を常にモニタリングするのもアリ、かな?)