まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

息子からのいい知らせ

大学生の息子から二日に一回は電話が来る。
昨日の電話で、息子が「そうそう、いいお知らせがあるよ」と言う。
「えっ、何、何?」と聞くと・・・。
成績優秀者対象の奨学金がもらえることになって、
それが結構な額だと言うことだったのだ!
「そうなんだ、すごいねえ!
真面目に勉強してたからだね、ホントに頑張ったね!」
と褒めたら、照れ屋の息子は、
「そんなに大したことじゃないよ。
でも・・・少しだけでも足しになるんじゃないかな?」と言った。

第一志望の国立大に不合格で、私立大学に入った息子は、
そのことを心の中でちょっと申し訳なく感じているようなのだ。
だから、贅沢なこともしないし、飲み会に行ったりもせず、
食事は完全に自炊して、洋服まで自力で縫って・・・と頑張って来たのだ。
その割には「勉強がおろそかになっては本末転倒だから」とあまりバイトせずに、
一生懸命勉強しているのは電話での会話から知っていた。
そんな息子の暮らしぶりは、聞いていてちょっと気の毒になるほどで。
一方、母親であるわたしは非常にいい加減な人間で、
「息子の爪の垢でも煎じて飲まなきゃならないかな?」と思うほど。

トンビが鷹を生む、と言うことわざもあるけれど、
親がダメダメだと子供がしっかりするものなのかも知れないな、と
思っているわたしなのであります。