まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

終わりのとんぼ

昨日は穏やかな晴れ模様だった。
 
南向きのベランダに布団を干した。
 
万遍なくお日さまを当てようと裏返しに行ったら、
 
布団に「つながりとんぼ」が止まっていた。
 
冬の訪れが早いこの地では、
 
もうとっくに虫の声も止んでいると言うのに。
 
無理に飛ばせるのも可哀想・・・としばらく様子を見ていたら、
 
つととんぼが飛び立った。
 
ものすごい羽音を立ててよろよろと。
 
見ると片方のとんぼの飛ぶ力がほとんど無くなっているのだった。
 
弱ってしまった連れ合いの分までと、
 
必死で羽を動かして飛んで行くとんぼ。
 
一体どこまで行けるだろう、
 
一体いつまで生きて行けるだろう。
 
週間天気予報によれば金曜は雪だ。