まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

家族が「認知症」になったら気を付けなければならないこと7つ

MRIや記憶力検査などを経て、
家族が「認知症」と診断されたらいくつか注意しなければならないことがあります。
 
勉強会では7つ、大きな注意点が挙げられていました。
大切なことばかりだと思うので記事にしておきます。
 
1.薬の管理
 認知症を食い止めるためには、認知症だけでなく他の疾患についても、
 きちんと処置することが非常に大切。(糖尿病、高血圧、コレステロール、栄養不良などなど)
 そのために処方された薬をきちんと飲むことが重要だが、
 認知症が進むと自分自身でそれが出来なくなってくる。
 →義父も処方された薬を正しく飲んでいないようなので、
  義母に薬の管理をお願いすることにしました。 
 
2.火の始末
 コンロの火の点けっぱなしで鍋を焦がすとか、たばこの火の不始末とか。
 火の不始末はすぐ生命の危機に直結するので早急な対策が絶対的に必要。
 ストーブや石油ファンヒーターを止め電気暖房に切り替えたり、
 IHクッキングヒーターを導入したりする。
 たばこに関しては家の中で吸わないようにさせる。
 (散歩に出た際に家人が見ているところでだけ吸わせるとか・・・もちろん禁煙がベスト)
 →義父は自分の部屋でたばこを吸い放題吸っている状態。
  吸い殻等も始末せずに非常に危険なのですが、禁煙は不可能だと思います。
  認知症と確定診断されたら、早急に医師や地域包括支援センターの方に相談するつもりです。
 
3.お金の管理
 認知症になった家族とお金のトラブルになる例が非常に多い。
 お金の管理をきちんとしていないと、次の4で挙げるようなトラブルに巻き込まれる原因になる。
 →義父は自営業のため、今でも現金収入があるのですが、
  その管理が非常にいい加減になっているようです。
  義母に管理を頼みたいところなのですが、ちょっと難しそう・・・。
  これについても、後ほどセンターの方に相談に乗ってもらわなければならないようです。
 
4.訪問販売や悪質リフォームなど
 お金の管理を家族が代行していればいいのだが・・・。
 万が一巻き込まれた時は「クーリングオフ」を使ってお金を取り戻す。
 認知機能が極端に低下した場合は「成年後見人制度」なども考える。
 →亡くなったわたしの両親は、結構餌食になっていたようです。
  30万円以上もしたと言う巨大な掃除器(聞いたことがないメーカーのもの)、 
  床下に風を送るというシステムなどを買わされていました。
  もっとも、うちの両親の場合は若かった頃から先物取引や株、ソーラーシステムや害虫駆除など、
  「悪徳商法」に引っかかるだけ引っかかっていたので、
  年を取っても悪習が抜けなかった、という感じなのですが・・・。
 
5.車の運転
 認知症と診断されたら、免許証は返納する。
 →義父の場合は自営業の仕事場と自宅が離れているため、
  今もその往復だけは自分で運転して車を使っています。
  しかし、非常に危険なので、免許は返さなければならないでしょうね。
  毎日送迎出来るかどうか、一体どうしたらいいのか頭が痛いところです。
 
6.徘徊、行方不明
 このところNHK等で盛んに取り上げられているが、
 毎年行方不明になる認知症患者が1万人以上いる。
 不幸にして死亡する例も判明しているだけで毎年300人以上(講師の先生は、
 「300人なんて、氷山の一角ですよ」とおっしゃってました)に上る。
 各自治体で認知症患者の見守り制度を整えつつあるので、
 住んでいる自治体でどういう仕組みがあるのかを家族はきちんと把握し、
 いざと言う時にその仕組みが利用できるようにしておくことが大切。
 →この辺のことについても、センターの方に伺いたいところですね。
 
7.入浴事故 
 家庭内では入浴中の事故が非常に多くなっている。
 家庭での入浴が困難なら、デイサービスなどを利用する方法もある。
 →母が亡くなったのも入浴中でした。
  お風呂は高齢者にとって、非常に危険な場所なのだという認識を
  持っておくべきだったと後悔しています。