まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

娘、泣きながら登校

女子高に通うようになって約半月。
 
娘は毎日「行きたくない」と泣いてばかりいる。
 
毎朝8時から学校が始まる。(3年生は7時半から)
 
毎日毎日「生活時間」と「学習時間」を手帳に記録し、
 
提出してチェックを受けなければならない。
 
連日山のような課題、特に週末は休む暇もないくらいの課題が出される。
 
「学校の指示通りに勉強を3年間続ければ、
 
学習塾へ行く必要もなく有名国立大に合格できるだけの学力が身に着きます」
 
学校側はそう言って胸を張る。
 
でも、一体そのやり方は誰を基準に決めたものなのか。
 
これでは、数百人もの生徒に、
 
全く同じペースで走ることを強要するマラソンみたいなものではないか。
 
初めのうち飛ばして後半ペースを落とす走り方があっている者も、
 
ずっと同じペースでゆっくりと走って後半爆発的にペースを上げる走り方があっている者も、
 
とにかく先頭に付いて行くことでペースを維持する走り方があっている者も、
 
個人差とか合う合わないとかそういうことは一切無視だ。
 
そして、何よりも罪作りだと思うのは、
 
高校生という、一生のうちでもっとも心の柔らかな、感受性の豊かな時期に、
 
学校側が(多分他の保護者も)勉強と部活以外のことを一切やらせたくないらしいことだ。
 
これでは、「生きるための時間がありません!」(小説「ポリアンナ」の中で、
 
主人公ポリアンナが自分を引き取ってくれた厳格すぎるおばさんに向かって発した言葉)
 
と言いたくなるじゃないか!!!
 
読書したり、イラストや小説をかいたり、歌ったり、音楽を聞いたりすることが何より大好きな娘は、
 
「生きるための時間」を確保する暇がなくて、
 
たったの半月で窒息死してしまいそうになっているのだ。
 
一体どうしてやればいいのだろうか・・・。