まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

江戸の昔を思う~川越に行ってきた~

根津神社へ行った翌日、
西武鉄道のNRA(New Red Arrow)「小江戸」号に乗って
川越へ行ってきました!
 
小江戸」は今から15年ほど前、中野区に住んでいた頃に、
まだちっちゃかった息子と一緒に近くの踏切でいつも見ていた特急です。
「いつかあれに乗ってみたい」と思っていたのがようやくかないました!
途中の駅をどんどん通過して、まさしく矢の如く終点川越へ。
新宿を出発して約50分ほどで到着・・・もうちょっと乗っていたかった!
 
駅前からバスに乗ろうかと思ったら、
残念ながら20分以上待たないとバスが来ないと・・・。
せっかちな私たちは交番のお巡りさんに道を聞いて、
昔の街並みが残る場所まで歩くことにしました。
駅前の通りを左の方にどこまでも真っ直ぐ歩いて行きます。
 
すると、20分くらい歩いたところで見えてきました、古い街並みが!
 
こんな建物や
 
イメージ 1
 
あんな建物
 
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そして素敵な看板
 
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時を告げる鐘楼もありました。
 
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鐘楼のすぐそばにあるお店で釜飯をいただき(すごく美味しかったです!)、
午後3時に鐘が鳴るのを待つことにしました。
 
午後3時になると、自動で(←これはちょっと残念!仕方がないのでしょうが)
撞木が動き、鐘が鳴りました。
・・・???
意外と音が小さい!
思ってたより、ずっと小さい音でした。
でも、江戸時代にはみんながこの鐘の音で時間を知ったんだよなあ・・・。
 
意外と小さな鐘の音を聞きながら、江戸時代の町の様子を想像してみました。
アルミサッシはもとより、窓ガラスさえもなかった時代。
家の戸は木や紙で出来ていて防音性は皆無だったことでしょう。
ラジオもテレビもなく、家の中の物音と言ったら生活音だけ。
通りを走る自動車も自転車もバイクもありません。
ときおり荷車の通る音や、あとは人の往来する足音や風の音が聞こえるだけ。
そういう静かな環境の中で暮らしていた人々の耳は、
騒音に囲まれて生きている現代のわたしたちの耳に比べて、
ずっとずっと繊細だったのではないでしょうか。
だから、こんなに小さな鐘の音でも、十分だったのではないでしょうか・・・。
 
そんなことをしみじみと考えさせられた、
川越への小旅行でした。