まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

梅が咲きそうです

ご近所の日当たりのよい南向きのお庭で、
梅の花が一輪だけ花を咲かせていました。
 
ここ、本州の北の方にある田舎町にも、
ようやく春がやって来そうです。
 
梅も、水仙も、クロッカスも、レンギョウも、コブシも、
モクレンも、沈丁花も、そして桜も、
ここではほぼ時を同じうして咲くのです。
 
田んぼを一面に覆っていた雪が解けると、
その下ではどうやって春の訪れを知っていたものか、
待ちかねたように草花が芽吹いているのです。
オオイヌノフグリナズナの小さな花が、
雪が解けた後あっと言う間に咲き出します。
 
それはまるで、春の噴水のようです。
大地から沸き上がるように春が訪れ、
その後からはあっという間に夏がやって来るのです。
 
わたしは、ここに来てから春が好きになりました。
でも、一旦花が咲きだすと、
春は楽しむ間もなくあっという間に去ってしまうのです。
だから、わたしは花が咲く予感に辺りの全てが浮き立っている今ごろが一番好き。
 
つぼみが大きくふくらんだ梅のてっぺんでは、
シジュウカラが楽しそうにさえずっています。
 
・・・春はいいなあ。
36年間も花粉症で苦しんでるけど、
やっぱり春はいい。