まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

いじめから子どもたちを守るために~まず母親であるわたしたちが出来ること~

記事を二つ削除しました。
何だかとても偉そうだったから。
もう読んじゃった方、すいません。
偉そうでしたね。
 
・・・と言う訳で、身の丈に合った内容に変えてみます。
 
いじめから子どもたちを守る上で、
実はセーフティーネットは何重にも張られているはずなのです。
まず、親に話してくれればOK。
親が駄目なら先生に話してくれればOK。
その二つが駄目なら、周囲の友達からその親に伝わればOK。
若しくは友達が先生に話してくれればOK。
どの経路をたどるとしても、とにかく大人にいじめの事実が伝われば
何とかなる確率が高くなります。
反対に、大人に伝わらない限りいじめ問題は解決することが出来ません。
 
そこで、わたしたち母親の出番です。
出来る限り子供の帰宅時家に居て「おかえり~」と声をかけてやるのです。
わたしの経験上、子どもに何かあった時、
一番見抜きやすかったのが帰宅時でした。
「ただいま」と言う声に元気がなかったり、
反対にわざとらしいくらい元気だったり、
「いつもと違う」と一番感じられた気がします。
何か異状を感じたら、さり気なく様子を観察します。
おやつも食べずに部屋にこもったりしてはいないか。
誘いに乗っておやつを食べに来たら、いつもと同じ調子で
「学校どうだった?楽しかったかい?」と水を向けてみます。
子供が話す内容にきちんと相槌を打ったり「へえ~」と感心してみせたりしながら、
友達関係などの情報を自分の中に蓄積して行きます。
何か相談された時などは、叱ったりするのではなく、大人の知恵のあるところを
しっかりと見せつけましょう。
そうして、「困った時には親に話せば何とかしてくれる」という信頼の気持ちを持たせましょう。
話を聞いていて「これは、先生に相談した方がいいのでは?」と思うような内容については、
放課後先生に電話でお知らせしたりもします。
 
これを幼稚園の頃からずーっと続けているためか、
我が家の子どもたちは息子も娘も、学校の話をいろいろしてくれるようになっています。
 
仕事で忙しい、帰宅時に家にいてやるのなんかムリ!という方は、
お休みの日などに美味しいもので釣って話をさせるのはどうでしょうか。
話題のお店のスイーツなら女の子が、
焼き鳥や肉まんなら男の子が、喜んで釣られるような気がします。
そういう美味しいものを一緒に食べながら「どーでもいい話」をするのです。
今まであまり話してなかったりすると「ウザッ」などと言われたりもするでしょうが、
そこは笑顔でスルーして。
そのうち「どーでもいい話」に「どうでもよくない話」が混じるようになるはずです。
最初から有意義な情報を聞き出さないと時間の無駄、と思ったりしてはいけません。
子どもは大いなるムダの上に成長して行くものなのですから。
 
とにかく、話をしないことには、子どもたちを取り巻く状況について情報が得られません。
時間がないお母さんは時間がないお母さんなりのやり方で、
わたしみたいに暇だけはたっぷりあるというお母さんは贅沢に時間を使うやり方で。
子どもたちだけで閉じてしまっている子どもの世界の話を、
どうにか聞き出すことが、わたしたち母親にまず出来ることではないでしょうか。