まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

「専門医」ばかりでなく、「総合医」を

(一旦投稿した記事を、全面的に修正しました。)
 
たとえば腰が痛い時。
どこの科を受診したらいいか迷う。
腰痛と言えば整形外科かな、と整形外科へ行く。
レントゲンを撮られて「異常なし。様子を見ていいでしょう」と言われる。
そのままずっと腰痛が続く。
痛みがだんだん強くなり、範囲も拡がって来る。
また整形外科へ行く。
レントゲンを撮ったり、脚を持ち上げたり、あちこちハンマーでたたかれたりして、
「やはり異常は無いようですねえ」と言われる。
「おかしい、痛いままなんだけど・・・」と思いながら生活しているうちに、
ある日耐え難いほどの痛みに襲われて救急車で運ばれる。
そして、予想もしてなかったような内臓の病気を宣告され、
「残念ですね、手遅れです。もっと早く来てくれれば良かったのですが」と言われる・・・。
(たまたま腰痛を例に挙げただけで、実話ではありません
 
ただの作り話ではなくて、そういう話が世間には結構あるようだ。
こちらはズブの素人だと言うのに病名の見当を付けて、
その病気の治療の実績などもある程度調べて・・・
と綿密に下調べをしてから受診しないといけないなんて、どこかヘン!だと思う。
しかも、お医者さんはわたしたち素人が下手に勉強して行くのを歓迎しないから、
下調べして来たことを全く知られないようにしなければならないし。
 
総合医」がもっとたくさんいるといいのに、と思う。
NHKの「ドクターG」でやってたみたいな、
診療科目の枠を越えて、患者の訴えをもとに病名を診断するお医者さんらしい。
そういうお医者さんさえいてくれれば、見当違いの科で「異常なし」と言われることも、
そのせいで早期発見のチャンスを逃すこともなくなると思うのだが・・・。
 
学ぶことが多岐にわたるし、常に新しいことを学び続けなければならないしで、
大変だから敬遠されるんだろうか。
医学部に入るような人たちは「神」のように頭がいいんだから、
ぜひ頑張ってもらいたいところなんだけどね。