まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

土曜日の「ちりとてちん」~第6話~

どんどん溜まってしまっております、「今日の『ちりとてちん』」。
取り返しがつかなくなる前に、がんばるぞ~!!!
 
先週土曜放送分第6話は、そう、
「かわらけ投げ」の回だったのです。
わたしは、毎日のちりとてちんを、
1回目は娘がいない間に密かに一人で見て、
2回目は帰宅した娘と二人で見て、
さらにこの記事を書くためにメモを取りながら3回目も見るのですが、
第6話は、3回が3回とも号泣しながら見るはめになりました。
 
・・・というわけで。
 
今日のイチオシ!
「おじいちゃんが天国で笑っておんなりなすようにぃ」
 
「あっ、わろた。わろた。わーろた。・・・喜代美がわろた。」
 
正太郎が亡くなったあと、学校へも行かず泣き暮らした喜代美は、
とうとうおじいちゃんの工房で倒れてしまいます。
喜代美のそばに落ちていた正太郎の思い出のカセットテープ、
そこに書いてあった「昭和43年10月6日」の日付を見て、
正典の顔色が変わります。
それは、正典が高校を卒業して正太郎の跡を継ぐことを決意した日だったのです。
何か思い出に残ることがしたいと、正太郎は息子を連れて落語を聞きに行き、
二人で大いに笑った、まさしくその日の思い出のカセットテープ。
正典は正太郎の許を去った元兄弟子、和田秀臣の許へ行って修業することに決めます。
小梅は当然、反対しますが、正典からカセットテープのことを聞き、
「正太郎ちゃんの願いはうちの願いや」と承諾します。
さて、寝込んでいたはずの喜代美がいつの間にか家を出たことに気付いた糸子は、
くんくんとにおいを嗅いで(!)喜代美を探し出します。
「梅丈岳へかわらけ投げしに行く」という喜代美に、糸子も同行します。
そして、お札(多分諭吉かな。)を入れた糸子は、
「なんぼでも投げなれ」と、沢山のかわらけを喜代美に渡します。
喜代美は願い事を叫びながら、かわらけを投げます。
今日のイチオシ!一つ目のセリフはその喜代美のものです。
おじいちゃんともう一度会えますように。
おじいちゃんが天国で楽しく暮らせますように。
おじいちゃんが天国で笑ってますように。
泣きながらかわらけを投げ終えた喜代美に、糸子は「今度はお母ちゃんの番や」。
そして、喜代美の幸せを願う言葉を叫びながらかわらけを投げます。
最後に財布まで投げてしまった糸子を見て、
喜代美は「『愛宕山』の一八みたいや」と笑います。
その喜代美を見て糸子が言った言葉が、
今日のイチオシ!二つ目のセリフです。
 
本当に、今回の「かわらけ投げ」の場面は、
ちりとてちん」全体を通して見ても屈指の名場面だと思います。
喜代美とお母ちゃんの二人の姿が、
何度見ても感動的で涙が流れてしまいます。
そして、この二人以外の和田家の人々も、本当にいい人たちばかりで・・・。
寝込んでしまった喜代美、その手を布団に入れてやる仕草から、
身体が大きくていかつい顔をしたお父ちゃん(正典)の溢れんばかりの愛情が伝わってきましたし、
正太郎のことを思い出すおばあちゃん(小梅)の表情からは、
亡くなった夫への深い愛情が感じられましたし・・・。
いいなあ、和田家の人々。
本当に大好きです。
それから、わたしもpいつの日にか福井へ行って、
梅丈岳でかわらけ投げをしてみたいと思っています。