まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

おやすみなさいの必需品、マウスピース

わたしが寝る時の必需品、
それはマウスピース。
柔らかい素材で出来ていて、
グチャグチャに並んだわたしの上顎の歯に
ピッタリとフィットするようになっている。
 
これを作ってもらう前、わたしは知覚過敏で悩んでいた。
いや、あの痛みはもはやただの知覚過敏とは呼べないレベルだった。
ご飯を食べるたび激痛が走る。
それも上顎の左半分だけに。
冷たいものや熱いものが激烈にしみるだけではない。
ほんの少し冷たかったりほんの少し温か過ぎたりしただけで、
脳髄までしびれるような痛みが走るのだった。
もちろん歯医者さんで何度も診てもらった。
しかし、歯医者さんは首をひねって
「おかしいなあ、虫歯はちゃんと治ってるんですけどね。」と言い、
毎回知覚過敏の薬を塗ったりレーザーを当てたり。
その時ほんの数日間は良くなるのだけれど、
またすぐものすごい知覚過敏に襲われてしまう。
そんな生活が2年近く続いた。
「あの歯医者さんがヤブなのかもしれない」とようやく気付いたわたしは、
別の歯医者さんへ行ってみることにした。
すると・・・。
わたしは、ストレスから夜寝ている間にギシギシと歯を食いしばってしまうらしく、
そのせいでひどい知覚過敏を起こすことが分かった。
(そう言えば、ちょっと疲れて来ると歯をものすごく食いしばってしまい、
最終的に奥歯が全部バキバキと砕けてしまうという
恐ろしい夢を今までに何度も見ている。)
「ナイトガードというマウスピースを作りましょう。
これをはめて寝ると多分良くなりますよ。」
5000円ほどで作ってもらったマウスピースを着けて寝ると、
あら不思議!!!
あんなにひどかった知覚過敏が1週間ほどで劇的に改善した。
おまけに鉄のように硬くなっていた肩や首のこりまで軽減したのだ!!!
指2本分入れるのでやっと・・・という程度しか開かなかった口も、
指3本分入るくらいまで開くようになったし。
 
毎朝マウスピースを外してよく水洗いし、
そのあとは小さなタッパーにミルトン液(哺乳瓶を消毒するヤツ)を作って、
そこに浸した状態で日中は保管している。
夜寝る前にミルトン液をよく洗い流してから装着。
これで清潔に使い続けることが出来る。
フニャフニャな素材で出来てるから耐久性なさそう・・・と思ってたけど、
丸2年近く使い続けられてるし。
 
わたしと同じように知覚過敏や頭痛、肩こり、顎関節症などで困ってる方は、
一度歯医者さんでマウスピースを作ってもらうといいかもしれない。