まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

「お金をできるだけ早く手に入れる方法」って何だろう

近所の主婦仲間が金塊の運び屋をして逮捕された事件。
「韓国にタダで旅行に行けてお小遣いも手に入る」
そんな誘い文句に仲良しグループの一人が乗り、
みんなを誘って・・・ということだったようです。
「タダで旅行に行ける」だけでも相当胡散臭いのに、
さらに1回あたり数万円ものお小遣いまでもらえるって・・・。
普通に考えたら「ヤバい仕事」に決まってますよ、そんなの。
いずれバレたら捕まるって思わなかったのかなあ。
どこか外国にいる「元締め」みたいな人物は捕まらずに、
末端の「運び屋」が真っ先に捕まって顔も名前もさらされて。
家族みんなも世間から後ろ指指されるようになって。
自分も家族もこれから先下手すると二度と幸せになれなくなるかもしれない・・・。
タダで行けた数回の旅行とせいぜい数十万円のお小遣いと引き換えに
そんな人生に転落だなんて、割に合わないよなあ。

わたしだってお金は欲しいです。
この春まで息子が東京の私立大学に通ってましたし、
娘のアトリエ代もかさんでいたし、美大に入ったら入ったで
芸術系は非常にお金がかかりますので。
(グラフィック専攻の娘用に買った「MacBookPro」は30万円以上しました)。
親は必死に節約をしているけれど、それでもボーナスが出るまでは
苦しい自転車操業状態が続いています。

だからこそ母は働いております。
だって、それがお金を手に入れる一番の近道だから。
おかしな話ですけどね、「芥川賞」の賞金って100万円ですよ。
わたしが昨年一年間働いて得たお金とほぼ同額。
こんな何の特技もない主婦が、
文壇の最高峰の賞金と同じだけのお金を働いたらもらえたんです。
そのことが結構衝撃でした。

お金が欲しいと思ったら、地道に働く。
それがまとまった額のお金を手に出来る
一番の早道だということを日々実感しつつ、
NPO二つ掛け持ちして母は働いているのです。