まだまだいなかのねずみ

日本の片隅で妻・母・非正規雇用者している栗ようかんの思索と日常

・・・草若師匠のご冥福を・・・(泣)

渡瀬恒彦さんが亡くなられた・・・。

渡瀬さんはわたしの心の中では徒然亭草若師匠のままなのです、
ちりとてちん」の本放送からたとえ何年時が経とうとも。

草若師匠は、「大人はどうあるべきか」「親とはどうあるべきか」
ということを、飄々と軽やかに、かつ優しく穏やかに、そして楽しく温かく、
ドラマを観たわたしたちに教え続けてくださいました。
心の奥底に最愛の奥さんの病に早く気付いてやれなかった・・・という
痛恨の思いと深い悲しみとを抱えつつ、
そういうものを周りの人間には微塵も見せずに。
そしてドラマの中で、真の年長者とは死に際してさえも
年少者に範を示すものなのだということを
わたしたちに鮮やかに見せてくださいました。
その人生の幕引きの見事さ、優しさに、
どれだけ胸を打たれたことでしょう。

草若師匠、今頃どの辺りを歩いておいででしょうか。
どうかその道中が底抜けに陽気なものでありますように!